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まさにセンセーショナルな1戦であった。
女子シングルスで、平野美宇がWTTインド大会優勝者で、世界ランキング3位の王芸迪(中国)と対戦。王の回転量の多い攻撃に対し、平野は打球点の早さとコース取りで対抗。特にバックハンドの打点、連打が良く2ゲームを先取し王手をかける。負けられない王は「早さ」で対抗せず、回転量、ボールの深さ(打ったボールが相手コートでバウンドする位置)に変化をつけてミスを誘いフルゲームに持ち込む。こうなれば王のペースかと思われたが、平野は得点を離されずついていく。最後はデュースとなるがこの試合に勝利した。
▲気合いの入ったプレーを見せた平野
続く試合は、サマラ(ルーマニア)、陳夢(中国)の1戦。サマラがロングサービスを巧く使い、思い切りの良いドライブ攻撃で陳のミスを誘う。フルゲームとなり最終ゲームも陳がリード。しかし諦めることなくプレーするサマラ。1本ずつ丁寧にプレーし最終的に逆転。会場の観客がどよめいた。
▲陳夢に勝利し、嬉しいガッツポーズ
伊藤美誠には残念な結果となってしまった。
伊藤は、銭天一(中国)と対戦。1ゲーム目を取った伊藤だが、2、3ゲーム目を落としてしまう。4ゲーム目も危ない展開であったが何とか取りフルゲームに持ち込む。迎えた最終ゲーム。お互いに要所でミスが出てしまい流れにのれない状況が続き、シーソーゲームとなる。その状況でも伊藤が10−8とリード。勝負あったかと思われたが、そこからまさかの4連続失点してしまい逆転負け。伊藤は天を仰いだ。
▲才能はあるだけに経験を積んで飛躍したい銭天一。この勝利がきっかけとなるか
▲長﨑美柚・シャンシャオナの国際ペアは、危なげなく勝利