【世界卓球】いざ、中国との決勝戦「雰囲気、時間を楽しみたい」香港戦後の早田ひなコメント

日本女子で唯一、大会初戦から全試合に出場し、7戦全勝でチームの決勝進出に大きく貢献している早田ひな。2番で朱成竹に勝利した準決勝・香港戦後のコメント。

（張本美和の後を継いでの2番出場だったが）

2番で出ることが2回目で、（1番が）0-2で違った意味で早く回ってくるかなと思っていたら、そこから結果的に5ゲーム目まで戦って、30～40分くらい練習せずに試合に入ってしまって最初は感覚がなかった。そこが団体戦の難しさだけど、そういうものと相手のプレーが良かったこともあってジュースになってしまったけど、そこを取り切れたのは大きかった。2・3ゲーム目は自分のやりたいようにプレーできた。相手はこちらの攻撃を利用するのがうまい選手だったので、タイミングをずらして回転量で勝負しようという感じだった。

（3ゲーム目はサービスを変えて得点した）

相手はひとつのレシーブしかしていなかったので、少し下回転を入れてみようかなと。それに反応してくれて、逆に上回転を出して攻めていくこともできた。相手が強くなれば強くなるほど駆け引きの勝負だと思うので、それがハマってきたなと感じたので、それも大事にして試合に臨めたらなとは思う。

（観客席からは出身の石田卓球クラブの皆さんが声援を送っていたが）

福岡県の関係で来ることは知っていたけど、石田の子たちが来ることは知らなかった。日本の方の応援というのは本当に盛り上がるし、少ない人数かもしれないけど、あれだけ応援してくれて力になった。韓国は近いとはいっても来るのは大変だと思うで、こうやって来てくれて、勝つ姿、世界で戦う姿を見せることができて良かった。

（いよいよ決勝は「打倒」を掲げてきた中国戦だが）

ここまでは負けない卓球を貫けば、日本の実力からすれば勝つことができたと思うけど、中国戦は勝つ卓球を入れていかないと勝てない。中国選手の方が「絶対に勝たなきゃいけない」っていう緊張感があるはずなので、自分は大きく構えていけると思う。負けない卓球＋負けない卓球、ここ最近やってきたことを出したい。世界選手権団体戦の決勝で中国と対戦するのは私自身初めて。たぶん出してもらえると思うので（笑）、雰囲気だったり時間を楽しんでいきたい。今の自分、明日の自分でどう戦えるか。どう転ぶかはわからないけど、卓球人生のひとつの経験として臨みたい。