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新潟全中(第55回全国中学校卓球大会)の最終日、8月25日の団体戦決勝後に個人戦準々決勝から決勝が行われ、髙橋青葉(星槎/下写真)が初優勝をとげた。前日の4回戦で新谷莉央(四天王寺)との接戦を制したことで調子を上げた髙橋。準々決勝では異質速攻の香川さくら子(貝塚二)をストレートで下し、準決勝ではフォアドライブが武器の伊藤友杏(貝塚二)と各ゲームとも点数は競りながらも、3-1で勝利。
一方、渡会宥(四天王寺/下写真)は、準々決勝で個性派の速攻プレーを見せる面手一花(山陽学園)を落ち着いたラリー戦でストレートで下し、準決勝では佐藤希未(貝塚二)との接戦をものにして決勝進出。フォア裏ソフト・バック表ソフトの渡会は、ラリーの安定感が光っていた。
好調の両者の対決となった決勝は、渡会が出足でリードを奪うも、2ゲームを終えた時点ではほぼ互角。しかし髙橋が相手のドライブを狙い打つフォアスマッシュが次々と決まるようになり、3ゲーム目、4ゲーム目は圧倒。渡会もミスの少ない両ハンドで攻めたが、髙橋のカウンターが上回り、3-1で髙橋に軍配が上がった。
巻き込みやしゃがみ込みなどの変化サービスから、フォア強打につなぐのが髙橋の武器。また両ハンドともカウンターでき、コース取りも巧みでラリーにも強い。混戦となった今年の女子個人戦において、個性的な女王の誕生となった。
【女子シングルス準々決勝】
髙橋青葉(星槎) 3-0 香川さくら子 (貝塚二)
伊藤友杏(貝塚二) 3-2 金田優陽(入谷南)
佐藤希未(貝塚二) 3-2 井上 真夕(四天王寺)
渡会宥(四天王寺) 3-0 面手 一花(山陽学園)
【女子シングルス準決勝】
髙橋青葉(星槎) -9、9、9、7 伊藤友杏(貝塚二)
渡会宥(四天王寺) 9、7、-12、11 佐藤希未(貝塚二)
【女子シングルス決勝】
髙橋青葉(星槎) 11、-8、6、6 渡会宥(四天王寺)