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2018.01.20

#RESULTS

伊藤美誠、不動のカット打ちで石垣を制す

  • 石垣に勝利しシングルス初の表彰台を決めた伊藤

  • この試合を最後に引退の石垣

●女子シングルス準々決勝

伊藤(スターツSC) -8、7、4、8、8 石垣(日本生命)

 

女子シングルス準々決勝、残るふたりは伊藤と石川!

 

伊藤は1ゲーム目を落としたが、そこから3ゲームを連取。5ゲーム目も伊藤が終始リードする。前後左右に揺さぶり、それに対して石垣はカットと攻撃で対応するが、伊藤のカット打ちは崩れない。5ゲーム目、10−8の伊藤のマッチポイントで、最後は石垣の回り込み強打が空振り。11-8で伊藤が勝利した。

石垣はこれが引退試合。最後、観客席に一礼した。2014年世界選手権東京大会のオランダ戦での活躍で、日本の決勝進出の原動力となった石垣。最後はベスト8に進出して、力を見せながら、静かにラケットを置いた。

 

★石垣の試合後のコメント

「今はすっきりしてます。1ゲーム目は自分のやりたいことができたけど、そこから徐々に私のやりたいことをやらせてくれなかった。伊藤さんはうまさがあった。強かった。

試合前は・・・(涙)たくさんの方にお世話になったので、最後の一本まで感謝の気持ちを込めてやろうとしたことが良いプレーにつながった。1回でも多く勝つことが恩返しだと思ってやった。試合にもあまり出ていなかったし、ケガもしていて練習もできなかったけど、1試合目を乗り越えたら緊張もほぐれた。

 

9歳の時に卓球を始めたので約20年、ハタチですね(笑)。記憶に残っているのは東京の世界選手権でオランダ戦で勝った試合ですね。カットマンになって、苦しいこともたくさんあったけど、たくさんの人に支えてもらって、カットマンだからこそ良い瞬間も味わえたし、すごく幸せな競技生活だった」

 

石川は森にバックサイドにボールを集められ、「最初はそこを待っていなくて、入れるだけになってしまった」と試合後のコメント。しかし、徐々にそこを森のフォアへ、厳しくバックハンドで攻めた。スコアの離れない接戦になったが、「2点差で勝つことを意識した」という石川に焦りはなかった。6ゲーム目10-7のマッチポイントでも、森のフォアサイドへバックハンドを決め、熱戦に終止符を打った。

 

 

(卓球王国配信)