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●女子シングルス決勝
孫穎莎(中国) −6、8、8、−12、−8、6、12 王曼昱(中国)
女子シングルスを制したのは孫穎莎(スン・インシャ)、初出場・初優勝!
世界ランキング9位で17歳の孫穎莎と、同10位で18歳の王曼昱(ワン・マンユ)。同年代のライバル同士の対戦は、激しいラリーの応酬となった。今大会、個人戦3種目に選手をフルエントリーさせた中国。特に王曼昱は女子シングルス準決勝、混合ダブルス決勝、女子ダブルス決勝と3試合を戦ってからの女子シングルス決勝。相当な疲労があったのではないか。決勝の序盤に見せていた鋭い回り込みフォアドライブが、終盤に近づくにつれてあまり見られなくなった。
疲れているのは孫穎莎も同じこと。しかし、バック対バックの展開だけでは不利になる孫穎莎。台上ではフォアフリックで積極的に攻め、チャンスボールは広角ドライブでワイドに攻めて王曼昱を動かす。
最終ゲームにもつれたこの一戦。9−9から今大会随一と言える激しいラリー戦の末、孫穎莎が10−9で最初のチャンピオンシップポイント。さらに11−10とするが、勝利を決められない。続いて王曼昱が12−11でチャンピオンシップポイントを取り返すが、やはり決めきれず。13−12で孫穎莎が3回目のチャンピオンシップポイントを迎え、連続バックハンドでラリー戦を制して、大きく吠えた!
17年ジャパンオープンでの衝撃的な優勝で、一躍トップクラスに躍り出た孫穎莎。実力的にはジュニアの域を超えているが、今大会のタイトルは「取りに帰った忘れ物」というところか。優勝を決めた後も、喜びよりも安堵感を漂わせ、コートを後にした。