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2017.12.04

#RESULTS

薛飛、大会4冠王。中国が7種目を完全制覇!

  • 薛飛

  • 表彰での薛飛

  • モアガド

●男子シングルス決勝
薛飛(中国) 9、10、4、−9、8 モアガド(スウェーデン)

 

男子シングルス決勝、中国勢を連破してきたモアガドの快進撃を薛飛が止め、初優勝!
男子では09年大会の方博(中国)以来となる4冠王!

 

近年の男子選手では珍しく、レシーブでのチキータを全くと言っていいほど使わないモアガド。ストップとツッツキ、時折見せるフォアフリックから、対戦相手の攻撃をバックプッシュと打球点の早いフォアカウンターで狙う。技術の幅は狭いが、予測能力が非常に高く、天性のカンとゲームセンスで勝ち上がってきた。

 

しかし、世界ジュニアはすでに3大会目の出場となる薛飛は経験豊富。強引に攻めてカウンターを食らうより、サービス・レシーブの後はすばやく台から距離を取り、モアガドのカウンターをさばく。連続攻撃を薛飛にしのがれ、いらだちを募らせたモアガドは中盤で完全に集中力が切れていた。4ゲーム目は終盤でのエッジなどのラッキーポイントがあって取り返したものの、5ゲーム目は10−6で薛飛がチャンピオンシップポイントを握り、11−8で勝利を決めた。

 

ペンホルダーの選手が世界ジュニアのシングルスを制するのは、男女を通じてこれが初めて。シニアで活躍するには、フォアハンドのパワーとサービス・レシーブの強化が求められるが、15年大会決勝で逃したタイトルを手中に収めた薛飛。4冠の活躍で中国の7種目制覇に大きく貢献した。