日本男子、3時間超えの熱戦。フランスに3−2で辛勝

●男子団体準々決勝
〈日本　3−2　フランス〉
○木造　−11、9、8、9　ロラン
○田中　−5、8、5、5　ベルトラン
髙見　−10、2、−11、8、−9　ランベール○
木造　6、−8、6、−3、−7　ベルトラン○
○田中　6、10、7　ロラン

日本、3時間2分の熱戦を乗り越え、フランスを破ってベスト4進出！
女子に続いてメダルを確定させた。

木造・髙見・田中という「名電トリオ」で準々決勝に臨んだ日本男子。幸先良く2−0とリードし、3番髙見も最終ゲームまでもつれながらも7−3とリード。勝利は目前だったが、最後まで左腕のランベールのチキータに手を焼き、悔しい逆転負け。

すると、続く4番で木造も、同じく左腕のベルトランにゲームカウント1−2から逆転された。ベルトランはランベールとは違い、強烈なチキータはなかったが、ループドライブの処理が巧みで、木造を左右に振り回した。実力的には確実に木造のほうが上だが、曇りがちな木造の表情からは、相当なプレッシャーが見て取れた。

ラストで予想外のピンチを救ったのは田中。8−10とゲームポイントを握られた2ゲーム目を逆転したのが非常に大きかった。下回転の切れたサービスを混ぜてロランのチキータのミスを誘い、要所で強烈な3球目バックドライブを打ち込んだ。田中は試合後、「5番の2ゲーム目に8−10になった場面では、自分が開き直らなきゃいけないと思いました。それまで順回転（右横回転）のサービスを出していたのが、下回転を切ってサービスエースを狙って、返ってきても対応できるように準備していました。今は緊張から解放されて、ホッとしています」とコメントした。

男子団体準々決勝、残りの3試合の結果は下記のとおり。男子団体準決勝も女子と同じく、日本対韓国、中国対ルーマニアという組み合わせだ。

●男子団体準々決勝
〈韓国　3−1　チャイニーズタイペイ〉
○安宰賢　4、8、7　黎昕陽
ペク・ホギュン　7、−5、−6、3、−6　林昀儒○
○クァク・ユビン　6、−9、−5、8、18　馮翊新
○安宰賢　3、−5、6、6　林昀儒

〈ルーマニア　3−2　アメリカ〉
○プレテア　10、−11、7、−8、10　S.アリゲッティ
シポシュ　−9、11、−8、−6　ジャー○
○オプレア　−6、7、8、8　A.アリゲッティ
プレテア　8、−7、9、−5、−12　ジャー○
○シポシュ　3、−10、−8　10、6　S.アリゲッティ

〈中国　3−0　ドイツ〉
○薛飛　2、6、7　ヒップラー
○王楚欽　2、8、−6、3　エンゲマン
○徐海東　3、5、8　マイスナー