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男子と同様、女子も団体2連覇に挑む日本。選手たちはスウェーデンオープンに参戦後、来年の世界選手権団体戦の開催地であるハルムスタッドで調整合宿を行い、イタリアに入る。出場メンバーは下記のとおり。
□日本女子チーム
◎渡邊隆司監督
加藤美優(日本ペイントホールディングス・世界ランキング17位)
長﨑美柚(JOCエリートアカデミー・世界ランキング102位)
木原美悠(JOCエリートアカデミー・世界ランキング105位)
木村光歩(山陽女子高)
スウェーデンオープンでは、各選手とも確かな成果を残した。加藤はハン・イン(ドイツ)、ユ・モンユ(シンガポール)という世界の強豪を連破してベスト8に入り、朱雨玲(中国)ともゲームオールの熱戦を展開する大活躍。独特の緩急としゃがみ込みサービス、鉄壁のバックハンドを武器に、中国選手の精緻なプレーを崩していきたい。
さらにスウェーデンオープンの予選リーグで、長﨑は倪夏蓮(ルクセンブルク)、木原はスッチ(ルーマニア)、木村はチャン・モー(カナダ)といずれも経験豊富な実力者たちを下した。代表選考会での成績が評価され、代表に抜擢された木村は国際大会の経験は少ないものの、メンタルが強く、どんな場面でも冷静に戦術を遂行できるのが強み。バック表ソフトの変化と打球点の早いフォアドライブを武器に、大いに暴れてもらいたい。
そして日本女子の前に立ちはだかるのは、前回から一転してベストメンバーを組んできた中国だ。世界ランキング9位の孫穎莎と10位の王曼昱というツインエースは超・強力。団体戦で日本と対戦する場合、このふたりを2点起用することは間違いない。残るふたりも、投げ上げサービスからパワフルな両ハンドを操る左腕の銭天一、そして前回女王の石洵瑶が4番手扱いという恐るべき陣容だ。
さらに韓国も侮れない。国際大会を数多く経験している金智淏に、天才少女と言われてきたシン・ユビンがついに代表入り。両ハンドの正確なボールタッチと、切れ味鋭いフォアストレートへのフォアドライブでラリー戦に強さを見せる。
ヨーロッパでは、ドイツの凋落(ちょうらく)が寂しいところだが、ルーマニアが強い。前回の女子ダブルスを制したディアコヌとドラゴマンがおり、日本にとっても決して油断はできない相手だ。