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吉村真晴/石川佳純が、1969年ミュンヘン大会の長谷川信彦/今野安子以来となる、48年ぶりの金メダル獲得を果たした!
序盤からコース取りに巧さを見せ、先手をとって攻撃をしかけたチャイニーズタイペイペアが2ゲーム連取した。
第3ゲームは日本ペアがレシーブからの展開で得点を重ねた。8-8の場面では台上でのストップ対ストップから吉村のツッツキがエッジとなるラッキーポイント。
このまま2点連取で第3ゲームを奪取。
第4ゲームは、石川のサービスから吉村が3球目攻撃で決めるパターンが得点につながりゲームポイントを握ったが、相手のファインプレーもあり、取り切れずに1-3。
窮地に立たされたが、準決勝でも同じように1-3の劣勢から逆転勝ちを収めている日本ペア。
気持ちを切り替えた第5ゲームは、サービスレシーブで崩し、中陣での引き合いも落ち着いてコースを突きながら得点を重ね、4本でとってゲームカウント2-3。
第6ゲームは第4ゲーム同様、石川のサービスに対し、鄭怡静の甘くなったレシーブを吉村が一発で仕留めるパターンが光った。
一進一退の展開で、10-9リードとゲームポインを握る。ここで吉村のフリックレシーブが陳建安のフォアを突いて、ノータッチ。3-3のタイに。
最終ゲームは、序盤から日本ペアのサービスレシーブが冴える。石川のストレートに狙ったフリックレシーブで始まり、石川の絶妙なサービスレシーブからの吉村の3・4球目攻撃。
吉村のミドルをついたフリックレシーブなど、で8-1と離した。
このゲームの主導権を握って3点で勝利。
準決勝に続く大逆転勝利で優勝を決めた。
優勝の瞬間ガッツポーズをとると、大歓声とともに熱い抱擁をかわした。
吉村真晴/石川佳純 -8,-8,8,-10,4,9,5 陳建安/鄭怡静(チャイニーズタイペイ)
吉村真晴コメント
「一番高いところに立ったときにカップを渡されて、これが1位と2位の差かと改めて実感し、世界チャンピオンの重みを感じました。
本当に苦しい場面がたくさんあって、自分もなかなか調子が出なくて凡ミスが多い展開が前半続いていたんですけど、石川さんがずっと隣で『大丈夫、大丈夫』と励ましてくれたので、最後までなんとかしてやろうと気持ちで戦えますが、それが救いとなっていいプレーができました」
石川佳純コメント
「前回はすごく残念な思いをしたので、今回初めてカップを持って世界チャンピオンになることができてすごく嬉しいですし、最後まであきらめずに戦うことができました。すごい苦しい場面の中でコンビネーションが試されたときに私たちがたくさん練習してきた成果が出たと思います。
決勝は相手の選手のレシーブがよく、なかなかチャンスがこなかったので、自分はわからないように変化をつけてプレーすることと、第6ゲームの10-9で吉村くんに『ナックルきたらストレートに払って』と言ったら『任せてくれますか?』と言われて『任せるよ、絶対に入る』という会話をして、そうしたらナイスボールを決めてくれて、さすがだなと思いました。そこはコンビネーションの強さが出たと思います。
(もし五輪に混合複が種目となったら)もしなったら出場出たいですし、ミックスで金メダルを獲れたことで、シングルス、ダブルスへの自信も強くなったので、ミックスが種目になってくれたら嬉しいです。シングルスでもダブルスでもメダルがほしくて、昨日すごく悔しかったので、シングルスとダブルスでもメダルを獲ることが次の目標です」