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女子シングルス4回戦。
石川佳純は、昨日佐藤瞳を接戦の末に破り勝ち上がってきたサマラ(ルーマニア)と対戦。
ヨーロッパ卓球らしい、大きなラリーを得意とするサマラに対し、激しいラリーの応酬で見応え十分。
石川は大きいラリーでも押し負けることなく、パワーのあるドライブを打ち込んでいく。
3ゲーム連取し王手となった第4ゲーム。石川は早い攻めで試合を優位に進めリードしていく。
後半こそ追いつかれかけたが、落ち着いたプレーでサマラを沈め、4-0のストレートで勝利。
準々決勝進出を決めた。
伊藤美誠は朱雨玲(中国)と対戦。
序盤から思い切りのいい攻めを見せた伊藤が6-1とリード。しかし、朱の正確に入れてくるドライブにミスが出て逆転され、第1ゲームを朱が先取した。
第2ゲームは伊藤の変化をつけたバックハンドと要所でサービスが効き、取り返したが、第3ゲームは朱の一方的な試合展開でゲームカウント2-1と朱がリード。
続く第4ゲームは、伊藤の思い切りのいいバックハンドとフォアでのスマッシュを多用して取り返してゲームカウント2-2とする。
しかし、第5・6ゲームは朱の回転量の多いドライブに苦しみ、伊藤の得意なカウンターが決まらず
4-2で朱が勝利。
惜しくも敗れた伊藤だが、間違いなく勝機はあった。
まだダブルスでのメダル獲得のチャンスがあるため期待したい。
加藤美優は予選から勝ち上がってきた木子(中国)と対戦。
第1ゲームは序盤からスピードもパワーも互角のラリーを見せたが、木子が先取する。
第2ゲームは木子に攻め込まれたが、第3ゲームでは加藤のコース取りのいい両ハンドドライブであと一歩のところまで迫るも落としてしまう。
第4ゲームはきこの打点の高い攻撃が決まり、4-0で木子の勝利。
しかし、初出場でベスト16と健闘した。
平野美宇は、体格のいいサウスポーのシャオ・マリア(スペイン)と対戦。
序盤から速攻プレーで攻撃を次々と決めていく。第2ゲームは、シャオのフォアを突くフォアストレートドライブが随所で決まり、失点がシャオのエッジでの得点のみと圧倒的な強さを見せつける。
第3ゲーム。シャオは第2ゲームで苦しんだ平野のフォアを封じるべく、バックへのコースに切り替えるが、平野は隙なし。威力のあるバックドライブを打ち抜いていく。
また、随所で平野の鋭いサービスと横回転レシーブが効き、文句なしの圧勝で準々決勝へ駒を進めた。
石川佳純 6,7,7,8 サマラ(ルーマニア)
伊藤美誠 -9,8,-1,6,-7-5 朱雨玲(中国)
加藤美優 -7,-3,-9,-3 木子(中国)
平野美宇 4, シャオ・マリア(スペイン)
加藤美優コメント
「攻めているときなど、優位に立っている場面も多かったのですが、最後の一本を決めきれず、もったいなかったです。
中国選手は自分と違って、競った場面でも必ず決めてくると思いました。凡ミスも全然してくれませんし、集中力の高さを感じました。
いつも入るボールが全く入らず、そのまま終わってしまいました。一度攻めた後の次の強打のミスが多く、レシーブではひらめきはあったのですが、思い切り過ぎてミスをしてしまいました。
昨日まではいい試合ができましたが、今日はこういう試合をしてしまい、悔しい気持ちが残る大会となりました。
メンタル面でも成長できた大会でした。
最後まで集中力がMAXでいられるように体力面を工夫していきたいです」