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平野美宇が、女子シングルスでは1969年の小和田敏子の優勝、濱田美穂の3位以来、48年ぶりとなるメダルを確定させた。
準々決勝は馮天薇(シンガポール)と対戦。
序盤から平野の回転量の多いドライブが効き第1ゲームを先取すると、第2ゲームも平野ペース。
ラリー戦に持ち込まず、厳しいコースに早い打点で打ち込んでいく。馮はそのスピードになかなかついていけない。最後はフォア前に浮いたボールをフリックの形から強打で仕留めて2ゲーム連取。
第3ゲームは、徐々に馮が平野のスピードに慣れてきたか、早い打点での激しいラリーの応酬となる。
一進一退の展開で、ジュースまでもつれる。先にゲームポインを握ったのは馮。しかし、平野は思い切りのいい攻撃で取り返すと、ここから6度のゲームポイントを握る。
徐々に攻め急ぐ馮に対し、平野は冷静にボールを見極めてこのゲームを制すと、第4ゲームは完全に平野劇場と化した。
ライジングを捉えたドライブ、中陣でのパワードライブ、サービスから3球目で決める決定力、変化のあるレシーブ、どれをとっても馮を上回る強さで4-0のストレートで勝利。
準決勝進出を決めた。
平野美宇 5,2,16,5 馮天薇(シンガポール)
平野美宇コメント
「(第3ゲームジュースの心境は)メダルを少し意識してしまったというか、これを勝ったら有利と思いすぎて何本かとれなかったので、タイムをとって攻めの気持ちを忘れずに頑張ってとることができてよかったです。
(タイムは自分から?)そうですが、監督も『タイムとる?』みたいな感じがずっとあったので、ここでとろうと思いました。
馮天薇選手は12月のグランドファイナル以来でした。そのときも勝っていますし、最近はずっと勝っているので対策をしてくると思ったのでそこを注意して、あとは自分の卓球をすればいけると思いました。
サービスは特別練習したわけではないのですが、いつのまにか効くようになって、サービスで崩せることが多くなったので自信を持って戦えています。
中国メディアでは私が中国選手に当たらないので絶対にベスト4に入れると”直通ベスト4”と書かれていましたが『そんな簡単なことじゃない』と思いましたが、本当にベスト4に入れました。
次はわからないですが、いつかは中国選手に当たると思うので、どんな感じなのか楽しみです。
馮天薇選手にストレートで勝ったのは初めてです。
自信があったことも自信がなかったことも通用できているので、アジア選手権のときよりも成長できていると思います。
私が成績を残したことで、研究してくると思いました。ですから、今日もフォアを狙ってきたり、サービスも工夫してきましたが、それを苦にすることなく4-0で勝てたことは成長できたからかなと思います」