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張本智和がこの大舞台で水谷隼を破る大金星を挙げた。
張本は昨日の1回戦後「水谷さんに勝てる確率は5%くらい」と謙遜していたが、とにかく思い切りの良い攻めを見せた。
水谷は受け身となり、機を見て攻撃を仕掛けても張本は攻める姿勢を緩めず、早い打点で矢継ぎ早にコースを突くカウンターで圧倒していく。
第4ゲームは水谷が意地を見せて奪取したが、流れは変わらず。
第5ゲームは9-5と張本がリード。水谷は9-8まで追い上げる粘りを見せたが、張本が冷静にサービスで得点をし、10-8。
最後は張本がバックで水谷のフォアサイドをつくと、それに水谷が追いつかず。
張本が4-1で勝利した。
水谷はまさかの2回戦敗退。波乱の展開となった。
張本智和 7,6,12,-7,8 水谷隼
張本智和コメント
「今まで卓球をやってきた中で、一番うれしかったです。
昨日と同じくサービスがよくて、レシーブもストップも止まってチキータもよくて、ラリーでもずっと攻めていたので、すべてがよかったです。
2-0になって次のゲームを取られてもリードしているし、『もしかしたらいけるのではないか』と思いました。3ゲーム目でタイムアウトをとって絶対に勝たなければいけないと思いました。
(タイムをとろうと思ったのは)ゲームポイントが3回目で、相手は水谷さんですし、このままでは絶対に取れないと思ったので、一回気持ちを落ち着けようと思ってとりました。
ベンチに戻ったときにストップでは絶対に台から出てしまうと思ったので、チキータで本気で攻めに行きました。
試合前は、勝つ可能性は5%と思っていましたが、勝つ気持ちは100%でした。それがプレーにも出ていたと思います。
相手は水谷さんですし、最初は緊張しました。1球目の水谷さんのサービスがネットでしたが、それをフリックしたのが上手く入ったので、点数にはなりませんでしたが、『こんなボールが打てたなら、もしかしたらもっといいボールが打てるかもしれない』と思いました。
勝った瞬間は、本当に勝ったのかなとビックリしました。
第5ゲームは9-5のリードから9-8まで追い上げられて、初めて水谷さんを怖いと思いました。このまま負けたら一生後悔すると思ってやっていたので、勝った瞬間は声を出す体力もありませんでした。
(水谷選手が『自分を倒したんだからぜひともメダルを獲ってほしい』と言っていましたが)水谷さんは僕なんかよりもメダルを目指していたと思います。
しかし、勝ったからメダルを目指すのではなく一試合でも多く勝てるように頑張りたいです。
何をしても返ってくると思っていたので、レシーブはチキータ、サービスは上回転か下回転を出してラリーで粘るということを考えていました。
自分のレシーブミスの方が多くなると思っていましたが、自分のサービスの方が効きました。
以前水谷さんに教えてもらったサービスが大事なところで効きました。1ゲーム目の10-7でもそれを初めて出して得点できました」