【混合ダブルス２回戦】　日本2ペアともベスト16入り

混合ダブルス2回戦。

吉村真晴／石川佳純はスペインのカンテロ／シャオと対戦。
息の合ったプレーで３－０とリードしたが、スペインペアの粘り強いラリーにミスが目立ってしまい、徐々に相手にペースが傾き始める。シャオの丁寧なラリーとカンテロの威力あるフォアハンドも光り、１ゲーム盛り返されると、第6ゲームはマッチポイントを握りながらも逆転を許し、２ゲーム奪取されてしまう。しかし、最後は吉村／石川らしい安定したプレーが見られ、４－２で勝利。ベスト16入りを決めた。

田添健汰／前田美優は、コネチ／マテロワと対戦。
チェコペアの緩急をつけたラリーに苦戦しながらもゲームカウント３－２と王手をかけた第6ゲームで１０－８とマッチポイントを握った。しかし、マテロワの厳しいコースへの攻め、コネチのカウンターが決まって逆転を許してしまい、このゲームを落とした。
最終ゲームは、第6ゲームの展開を引きづることなく、田添／前田のペースでゲームは進み、最後は前田のフォアドライブが決まって、４－３で辛勝。ベスト16入りを果たした。

吉村真晴／石川佳純　4,7,4,-11,-8,9　カンテロ／シャオ(スペイン)

田添健汰／前田美優　-7,9,10,-10,3,-11,5　コネチ／マテロワ(チェコ)

石川佳純のコメント
「今回は３種目出場するので、試合数が多いです。初日から厳しい試合になりましたが、勝ち切れてよかったです。初戦というのはどんな大会でも一番難しいので入りを意識して、『最初から声を出していこう』とパートナーと話し合いました。(第４ゲーム以降は)技術的に問題があったわけではなく、流れが相手に行ってしまって、どうすればいいのかわからなくなってしまいましたが、少し焦ってしまいましたが、最後は吉村君がすごく良いレシーブをしてくれましたし、練習をしてきた良いプレーやコンビネーションが出たと思います。
出足はすごく良くて、練習の成果が出せていたし、全体的には今日はいい試合ができたと思います。明日からは”流れ”に気をつけてやっていきたいです。

吉村真晴のコメント
「初日から準備してきたことができたと思いますし、勝ち切ることができてよかったです。お互いに声を出して、足を動かしていこうというのは石川さんとも(丹羽)孝希とも話していました。それが初戦でしっかりとできていたと思います。
良い流れのときにどれだけそれを継続してやっていけるかということの大切さを改めて感じました。第４ゲームの１０－９で自分が流れを変えてしまったので、明日以降は相手ももっと強くなってくると思いますが、今日のままの試合だと負けてしまうと思うので、気持ちを引き締めてやっていきたいと思います。

田添健汰のコメント
「２ゲーム目は女子のボールが飛んでこないので、それがやりづらかったです。それをしっかりと決めていれば、こんなに苦しい試合にはならなかったと思います。
途中から少し待って打つようにしたら、良くなりました。バックに打つと前田がそれを打ちづらそうにしていたので、途中からフォアを狙うようにしたら、得点にりました。
(６ゲーム目はマッチポイントを握って逆転されたが)簡単には勝てないと思っていました。３－３になっても相手もやることが限られていたと思いますし、自分はそこまでやりづらさはなかったので、前田がボールを伸ばされるとやりづらそうにしていので、そこの対応だけ考えていました。

前田美優のコメント
「１回戦と比べてめちゃくちゃ緊張しました。手の震えが止まらなくて、足も全然力が入らなくて。１回戦のよくできたというイメージが強すぎました。相手はあまり台上は上手くないけど、ラリーもよく返ってくるし、回転もすごくかかっていました。回転がかかったゆっくりしたボールは表ソフトはやりづらいですし、私自身も得意ではないので、そこがやりづらかったです。
明日は試合がないので、身体を休めて、また気持ちを引き締めて調整していきたいです」