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●男子シングルス準決勝
水谷(beacon.LAB) 4(ー9,ー3,7,8,6,11)2 平野(協和発酵キリン)
3歳年上の水谷に対して、平野が臆することなく打ち合って好ゲームを展開したこの試合。明治大の先輩・後輩ということもあり、互いにサービスが思うように効かず、逆にレシーバーの得点率が高い展開。
水谷の連続攻撃をバックブロックでしのぎ、フォアストレートへ打ち抜く平野。レシーブでは水谷のペースに持ち込ませないよう、チキータよりもストップを増やしてペースを握る。5ー3から、回り込んでバッククロスへのシュートドライブなどを連発して6点連取し、11ー3。会場にも「水谷危うし」のムードが流れかけた。
しかし、水谷は第3ゲームも1ー4と劣勢に立ちながら、「戦術マスター」の地力を見せる。レシーブをストップに切り替え、逆にサービスからは上回転系のサービスやロングサービスで平野のストップを封じ、ゲームカウント2ー2に戻す。
第5ゲーム、平野が中盤で6ー4とリードを奪ったが、ここからなんと水谷が7点連取で11ー6。ストップ対ストップの展開が増える中、どんな回転のサービスでもストップできる水谷の技術力が光った。中陣に下がってのブロックにもミスがなくなり、焦った平野に打ちミス。第6ゲームも平野が10ー9、11ー10と2回のゲームポイントを握り、最終ゲームへと持ち込みたかったが、水谷が13ー11で寄り切った。
★試合後の水谷隼のコメント
「1ゲーム目取られてから頭が真っ白になってしまって、どんどん相手のペースになってしまった。相手のサービスが良くて、それに対応できなかった。最後は何とか気持ちで勝つことができた。3ゲーム目のタイムアウトからなんとか挽回することができました」