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2017.01.22

#RESULTS

【全日本】水谷隼、前人未到の9回目の優勝成る!

  • 水谷隼

  • 吉村和弘

●男子シングルス決勝
水谷隼(beacon.LAB) 4(ー9,7,8,11,6)1 吉村和弘(愛知工業大)

 

男子シングルス優勝は水谷隼。史上最多記録を更新する、9回目の優勝!!
第1ゲーム、吉村のチキータから広角に打ち分ける快速ドライブに押され、0ー5とリードされるスタート。9ー10から吉村にチキータでレシーブエースを奪われ、1ゲームを先取される。

 

しかし、第2ゲーム以降は吉村のフォア前にサービスを集めてチキータを封じ、吉村はこれを狙い切れなかった。準決勝の平野戦と同様、台上でのストップ対ストップの展開になれば、水谷にかなう選手はいない。要所で出すロングサービスも有効で、ここからは終始水谷のペースだった。水谷がゲームカウント3ー1とリードした第5ゲーム、水谷は5ー2、6ー5、7ー6とリードを保ち、ここから一気の4点連取。最後はバッククロスのフォアドライブの打ち合いを制し、鮮やかにV9を決めた。

 

★水谷隼選手の優勝インタビュー

 

「昨年リオでメダルを獲ったプレッシャーがすごくて、その重圧に負けそうになったんですけど、最終的に優勝という結果を残すことができてうれしい。初優勝した時からこの9回目の優勝を狙っていたので、11年という長い道のりでしたが、うれしいです。次は10回目の優勝を狙いたい。(今日はたくさんのお客さんが来てくれましたが?)本当にいつかこうやって、この東京体育館が満杯になってくれたらうれしいなと思っていた。その中で1台きりでプレーできて幸せでした。

 

決勝では吉村のチキータがものすごく強烈で、どうやって封じるかを考えていたんですけど、最後は気持ちで乗り切れたんじゃないかなと思います。もちろん若手のレベルはものすごく上がっているけど、ぼくが11年連続で決勝の舞台に立っている。もっともっと若手が強くなって、ぼくから優勝を奪い取ってほしい。どんな時でもぼくは死ぬ気でこの全日本のタイトルを獲りにきている。その気持ちが他の選手とは違う。東京五輪で卓球はやめると思うので、あと3年。このタイトルは死ぬ気で守りたい。今年は世界選手権がドイツであります。まだ世界選手権のシングルスのメダルがないので、そこで中国に勝ってメダルを獲りたい」(水谷)