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●女子シングルス決勝
平野美宇(JOCエリートアカデミー/大原学園) 4(6,10,ー9,9,ー9,6)2 石川佳純(全農)
女子シングルス優勝は平野美宇、「絶対女王」の石川佳純を破った!
高い重心で振る威力よりピッチという打法から、低く重心を沈み込ませたスイングからスイングスピードの速さ、インパクトの強さが出てきた平野。第1ゲームから、威力を増したフォアドライブと石川のフォアサイドを切るライジングのバックドライブで圧倒し、第1ゲームを11ー6で先取
。第2ゲームになると、石川も堅いバックの守り、平野のバックドライブをフォアで待ち受けてのカウンターを見せるが、ジュースにもつれた11ー10の場面で、平野がライジングのバックドライブをクロスに打ち抜き、2ゲームを先取する。
石川はバックハンドで平野の速攻をしのぎながら、自分のバックサイドを厳しく攻められないよう、平野のフォアへの配球を多くして第4ゲームを11ー8で奪う。しかし、第5ゲームは終盤まで競り合いながら、平野が9ー8から、ミドルからのロングサービスを石川のバックサイドへ出してエース。10ー9で迎えた平野の2回目のゲームポイントで、平野の高く浮いたレシーブを石川が痛恨の3球目強打ミス。平野が優勝に王手をかける。
第5ゲーム、平野が1ー2からフォアストレートへのフォアドライブを連発し、8ー2と一気に優勝に迫る。しかし、石川の眼もまだ死んでいない。3点を返して8ー5となったところで平野ベンチの中澤鋭コーチがタイムアウト。石川、何と7点連取で9ー8と逆転し、石川10ー9となったところで平野がサービスミス。絶体絶命のピンチを石川が脱する。
第6ゲーム、気合いを振り絞る平野が6ー1とまたもリードするが、石川が挽回。石川もロングサービスは完璧に読み、レシーブから強打する。意地の張り合いのような点の取り合いの中、平野が8ー6から石川の浮いたサービスをフォアフリックでレシーブエース。最後はフォアクロスへのカウンタードライブを決めた平野が、史上最年少の優勝を飾った。