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2016.03.05

#RESULTS

世界選手権 女子準決勝 北朝鮮戦 石川佳純選手から伊藤美誠選手へのバトン

女子準決勝。日本は北朝鮮と対戦。日本は予選リーグで3対0で北朝鮮に勝利していた。

 

迎えた準決勝。北朝鮮は13時にシンガポールと行われた準々決勝が長引き、少なからずコンディションに影響があったはず。
日本は、トップで伊藤美誠が出場。勝利を期待されるも、まさか、と思える内容で落としてしまう。こうなると勢いは北朝鮮に傾く。

 

しかしここで流れを止めたのが石川佳純。以前までは苦手と言われていたカット打ちであったが、緩急をうまくつかい、前後に揺さぶるドライブでのチャンスメイク。そして、少しでも相手の返球が甘くなると強打を打ち込む攻略法は、「カット巧者」と言える。

 

3番の福原は1ゲームを失うも安定したプレーを見せる。そしてそのとき。福原が試合中に、4番に出場する伊藤、5番に出場する石川がベンチ後方で試合に向けて準備をしていた。

 

石川と伊藤が何かを話している。おそらく、前半で対戦したカットマンの攻略法であろう。このシーンを見たときに、私は「これはいける。絶対勝てる」と思ってしまった。

 

4番の伊藤は接戦に次ぐ接戦。最後は逆転勝利と、感動を生む内容であった。ベンチの雰囲気も良く、多くの会場の観客の方も日本を後押ししてくれている。

 

そして知り合いの中国メディアからも「中国は強い。でも日本には勢いがある。日本こそ最大のライバルである」と言われた。
かつて中国は、日本を真似て練習をしていたと聞く。ここ最近の成績を見ると、日本は中国に差をつけられてしまった印象があるが、成績がすべてではない。

 

頑張れ、日本!!応援しましょう。NIPPON。

 

試合前に、石川が前半戦で対戦した相手の特徴を伊藤にアドバイスするシーン。