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昭和22年創刊、この5月に800号を迎えたニッタクニュースのバックナンバーから編集部がピックアップしてお届けするページです。
第2回は最新号から、平野早矢香さんが語る「馬龍カーボン3」の試打インプレッションです。
しなやかで安定感のある弾みが特徴
五輪、世界選手権、ワールドカップなど、様々なタイトルを取り、名前を聞けば誰もが憧れるであろう馬龍選手(中国)。同選手監修による「馬龍シリーズ」が人気を博しているが、その中の最新作「馬龍カーボン3」を平野さんが試打した。
平野さんコメント
「現役時代は木材合板のラケットを使用していました。ボールの材質が、プラスチック系に変更、直径も40mm以上となった今、ラケットには、より一層の威力が求められるようになりました。
木材のみのラケットは、打球感に優れ、コントロールはしやすいのですが、弾みや威力の点で、どうしても物足りない部分が出てきてしまう、と思っています。
一方、特殊素材を入れることにより、『威力』の部分は解消されますが、『打球感』の部分が違ってきます。
木材の打球感が好きな方は、どうしても木材の打球感に慣れてしまっているので、特殊素材が入ることで、打球感が硬い、ボールを掴む前に飛んで行ってしまう、コントロールできない、と感じてしまいます。
この馬龍カーボン3は、これまでのシリーズと異なる、【FEケブラー®カーボン】がアウター(表面板の下)に入っています。
【FEケブラー®カーボン】とは、アコースティックカーボンなどに使用されている【FEカーボン】とマイルドな打球感の「ケブラー®」が組み合わさった新素材で、しなやかで安定感のある弾みが特徴です。
アウターに入っていますが、木材のみの打球感を損なうことなく、特殊素材入りでありながら、ボールを掴む感覚があり、思い通りにコントロールできるラケットだと思います。
私自身が好きな打球感、つまり、木材の打球感を残しながら、スピード性能をアップさせた、という印象です」
…ラバーとの組み合わせや打球感について、更なるディープ解説は、6月号本誌で!