TOPICS

ALL TOPICS

2020.10.06

#INFO

木造勇人・梅村優香活躍!第71回国民体育大会を振り返る(2016年12月号から)

  • スピード感あふれる攻撃で活躍した木造勇人(愛知県)

  • 両ハンド攻撃とコース取りの良さが光った梅村優香(大阪府)

  • 安定感抜群のプレーで得点を重ねた吉田雅己(愛知県)

  • ピッチの早い両ハンド攻撃が良かった𡈽田美佳(広島県)

昭和22年創刊、800号を迎えたニッタクニュースのバックナンバーから編集部がピックアップしてお届けするページです。

 

2016年国民体育大会(国体)卓球競技は、10月2~5日に岩手県・奥州市総合体育館で行われた。国体は都道府県対抗で行われ、冬季3競技(スケート、アイスホッケー、スキー)、本大会37競技を通して実施した正式競技の競技得点と参加得点の合計により、男女総合成績第1位に天皇杯が、また、女子総合成績第1位に皇后杯が授与される。各都道府県の威信をかけた一大イベントである。卓球競技は成年男女、少年男女の計4種目が開催される。

 

第71回国民体育大会の報道ページはこちら!

 

※所属・年齢は大会当時のまま

 

少年女子で大阪府が2連覇!

 

【成年男子】
決勝は愛知県と山口県が対戦。トップで吉田雅己(愛知県)がミスの少ない的確なプレーで吉村和弘に競り勝つ。2番の藤村友也(愛知県)も続けて勝利。愛知県が優勝に王手をかけた3番は松下大星(愛知県)がキレのある動きとダイナミックなプレーで有延大夢を下し、優勝を決めた。愛知県がストレートで勝利したが、どの試合もフルゲームで手に汗握る試合展開であった。

 

【成年男子決勝スコア】
愛知県 3-0 山口県
〇1吉田雅己 3(2,-7,-9,9,7)2 吉村和弘
〇2藤村友也 3(4,-8,-4,5,3)2 平野友樹
〇3松下大星 3(7,-2,-7,11,8)2 有延大夢

 

成年男子優勝 愛知県(左から吉田、藤村、松下、鬼頭監督)

 

【少年男子】
決勝は愛知県と宮崎県が対戦。トップで内村英司(宮崎県)が松山祐季に対し素晴らしいプレーで2-1とリードする。しかし、松山が4ゲーム目以降、思い切りの良い攻撃でリズムを掴み逆転勝利を挙げる。勢いに乗った愛知県は木造勇人も打点の早い両ハンド攻撃で、熊本竜己にストレートで勝利。3番の緒方遼太郎(愛知県)は1ゲーム目を落とすも、レシーブから果敢に攻めて、愛知県が栄冠を手にした。

 

【少年男子決勝スコア】
愛知県 3-0 宮崎県
〇1松山祐季 3(9,-7,-9,8,9)2 内村英司
〇2木造勇人 3(16,8,3)0 熊本竜己
〇3緒方遼太郎 3(-10,6,8,9)1 龐博

 

少年男子優勝 愛知県(左から木造、緒方、松山、今枝監督)

 

【成年女子】
決勝は広島県と青森県が対戦。トップで宋恵佳(広島県)が威力ある両ハンド攻撃で先取点を挙げる。2番で土井みなみ(広島県)が回転量の多い攻撃で山本怜に勝利。続く3番で𡈽田美佳(広島県)が見事なカット打ちで得点を重ね、6年ぶりとなる優勝を決めた。「国体は特別編成チームが多い中、私たちはいつものメンバー。いつも通り試合できたことが優勝につながりました」と松岡監督。

 

【成年女子決勝 スコア】
広島県 3-0 青森県
〇1宋恵佳 3(12,8,-8,11)1 鈴木李茄
〇2土井みなみ 3(10,7,-7,8)1 山本怜
〇3𡈽田美佳 3(8,-3,8,-10,7)2 庄司有貴

 

成年女子優勝 広島県(左から宋、𡈽田、土井、松岡監督)

 

【少年女子】
決勝は大阪府と東京都が対戦。トップで加藤美優(東京都)が変化のあるサービスから攻撃につなげて先取点を挙げる。2番は出雲美空(大阪府)が鹿股まりなに勝利し、3番で木村香純(大阪府)が黒野葵衣を破り、大阪府が王手をかける。後がなくなった東京都だが、4番は加藤が勝利。勝負は5番までもつれる激戦となったが梅村優香(大阪府)が最後まで攻める姿勢を崩さず、鹿股に勝利し、大阪府が2年連続の優勝を遂げた。

 

【少年女子決勝 スコア】
大阪府 3-2 東京都
×1梅村優香 0(-3,-7,-4)3 加藤美優
〇2出雲美空 3(4,-9,5,10)1 鹿股まりな
〇3木村香純 3(10,-6,10,10)1 黒野葵衣
×4出雲美空 1(-4,9,-10,-3)3 加藤美優
〇5梅村優香 3(4,7,6)0 鹿股まりな

 

少年女子優勝 大阪府(左から出雲、梅村、木村、新井監督)

 

…詳報は、バックナンバー2016年12月号で!