【男子単準々決勝】19歳の安宰賢、先輩の張禹珍を下して躍進のベスト4

男子シングルス準々決勝

男子シングルス準々決勝の第4試合は、韓国勢同士の対戦。19歳の安宰賢（アン・ジェヒョン）が、2歳年上で世界ランキング10位の張禹珍（ジャン・ウジン）をゲームオールジュースで破り、準決勝進出の快挙を成し遂げた。

1回戦で黄鎮廷（香港）をストレートで破り、昨日の4回戦では張本智和を下して準々決勝に勝ち上がってきた安宰賢。その勢いは、韓国チームの先輩を前にしても止まらなかった。積極的に回り込み、フォアハンドで攻めてくる張禹珍に対し、バランス良く両ハンドでコースを突きながら、チャンスボールは思い切り良くフォアハンドで狙う。フォア面に粘着性ラバーを使用し、用具は中国スタイルだが、フォアクロスの打ち合いの強さと躍動的なフットワークには、韓国卓球の伝統が息づいている。

試合は最終ゲームまで一進一退の息詰まる攻防。10−9で張禹珍が先にマッチポイントを握ったが、ここで安宰賢はフォア前へのYGサービスをフォアフリックで狙い打って得点。最後まで強気に攻めて、12−10で勝利を収めた。

安宰賢の生年月日は1999年12月25日。クリスマスの日に神から贈られた、特別な才能の持ち主なのか。世界ランキング157位の快進撃は、まだ止まらない。

安宰賢(韓国) 4(10,-10,-7,3,5,-8,10)3 張禹珍(韓国)

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