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2021.03.29

#RESULTS

全国ホープス選抜 男子は岡山県選抜がV4

  • 優勝 岡山県選抜

  • 京都府選抜

  • 新潟県選抜

  • 福岡県選抜

第18回全国ホープス選抜大会は、3月27~28日の2日間、徳島県・アミノバリューホールで開催された。

昨年度は中止となった同大会。今年度は、新型コロナウイルス感染症の影響を鑑み、従来の5シングルス(6~3年生以下)から3シングルス(1番:6年生、2番:5年生、3番:6年生)という編成で行われた。「1年間試合ができずに卒業してしまう6年生に試合をたくさんしてもらいたい」(野崎保夫日本卓球協会副会長)との想いから、このような編成となった。

 

男子は、岡山県選抜が決勝で京都府選抜をくだして、見事4連覇を達成した。

決勝、トップは大西瑛心(岡山県)と小野拓真とトップ起用で勝ち上がってきた両者が対戦。

大西は巧みなサービス・レシーブで主導権を握り3-0で勝利。小野も積極的な攻撃を試みたが、先手を取ることができなかった。

続く2番は、変化のわかりづらいしゃがみ込みサービスでチャンスメイクした大槻翼(京都府)が髙垣蓮をくだして1-1のタイに。

3番は、上田晃大(岡山県)が冷静沈着なプレーぶりでコース取りに巧さを見せ、大槻佑也に3-0で勝利し、4連覇を決めた。

祢屋康介監督は「奇跡的でビックリしています。3連覇していたので『4連覇を!』と激励は受けていたのですが、『女子はチャンスあるけど男子はな…』という空気を感じていましたし、僕自身も少し厳しいかなと思っていたので驚いていますし、嬉しいです。

全国のランカー選手が一人もいない中で、一戦一戦成長していく姿が見れた。どこで負けても正直満足というか、嬉しかのですが、どんどん成長していったことが優勝の要因です。

また、先輩たちが勝ってきたレールがあるので、他県の岡山県に対するイメージや本人たちの自信につながっていたと思います。

そして、一番は大会をやってくれたことが有難かったです。もし負けていたとしても、この大会のおかげで成長できたので、それが一番よかったです」とコメント。

 

「誰もが驚くような点数の取り方をしていた」と祢屋監督が評した大西瑛心(岡山県)。相手を惑わすフェイクを織り交ぜたレシーブ、次々と繰り出すサービスが光った

 

決勝点をあげた上田晃大(岡山県)。豊富な種類のサービスで相手に的を絞らせず、攻撃につなげた

 

変化のわかりづらいサービスで先手をとり得点を重ねた大槻翼(京都府)。5年生ながら決勝進出の立役者となった

 

フットワークを生かした思い切りのいい攻撃でチームに貢献した吉田蒼(新潟県)

 

 

やわらかいボールタッチと積極的な攻撃をみせた佐々木雄大(福岡県)。準々決勝では2018年度カブ王者の渡部民人(東京都)を破った

 

【男子結果】

準々決勝

岡山県選抜 2-0 北海道選抜

○1大西瑛心 3(6,12,-9,6)1 野原曖流

○2髙垣蓮 3(9,4,5)0 倉田慎也

新潟県選抜 2-1 愛媛県選抜

×1伊藤誠 0(-4,-9,-6)3 中城瑛貴

○2吉田蒼 3(-6,5,6,8)1 月原弘暉

○3熊谷連 3(-8,-10,7,9,11)2 川村侑生

京都府選抜 2-1 神奈川県選抜

×1小野拓真 0(-9,-9,6)3 持田陽向

○2大槻翼 3(1,5,9)0 西沢凜太

○3大槻佑也 3(10,6,5)0 涌井唯羽

福岡県選抜 2-0 東京都選抜

○1佐々木雄大 3(7,-6,-6,7,10)2 渡部民人

○2原井敢田 3(8,-6,-10,10,5)2 山路直太朗

 

準決勝

岡山県選抜 2-1 新潟県選抜

○1大西瑛心 3(9,4,3)0 伊藤誠

×2髙垣蓮 0(-2,-6,-11)3 吉田蒼

○3上田晃大 3(-7,6,7,3)1 熊谷連

京都府選抜 2-1 福岡県選抜

×1小野拓真 2(-7,-6,8,6,-15)3 佐々木雄大

○2大槻翼 3(-9,6,-9,4,7)2 原井敢田

○3大槻佑也 3(10,7,9)0 森駿登

 

決勝

岡山県選抜 2-1 京都府選抜

○1大西瑛心 3(2,3,8)0 小野拓真

×2髙垣蓮 0(-4,-6,-10)3 大槻翼

○3上田晃大 3(8,6,8)0 大槻佑也