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47都道府県の予選を勝ち抜いてきた全115チーム(学校対抗男子58、女子57チーム)から、創部3年目にして初出場を決めた九州ブロック代表・福岡女学院高等学校(福岡県/女子)をピックアップして、本戦に挑む小園江慶二監督、松尾沙姫キャプテンの意気込みを紹介する。
※本文中敬称略
福岡女学院高等学校
監督 小園江 慶二 (こぞのえ けいじ)
創部キッカケは2016年、村上元女子NT監督講演会
「創部3年で代表になれたことがいちばんうれしい。
ふつうは5年以上かかって、やっと自分のチームが出来るくらいのものだと思いますが、2年目に全国選抜大会、3年目にインターハイ代表を実現出来て、ホッとしています」
2016リオデジャネイロオリンピック後に卓球女子日本チームの村上恭和監督(現日本生命レッドエルフ監督)が福岡女学院で凱旋講演をした際、同校に卓球部がないことを知り、旧知で地元卓球人の小園江さんの協力を得るよう勧めて創部と小園江監督誕生が実現したという。
九州ブロック1位になる自信はあった
「福岡県には全国から強豪が集まる希望が丘高が立ちはだかります。
ここに勝つことは至難の業ですが、今回、全国総体90回記念大会ということで、各県2位による九州ブロック代表決定戦の1位チームが本戦に出られることになったと知り、そこでは1位になる自信がありました。
昨年末の選抜九州大会では、他県のほとんどの1位校に勝っての3位。
今回は希望が丘がいないので、負けることはないよと言っていました。
そのとおり、生徒たちが成し遂げたのです。
ダブルスが絶対に強いので、シングルスが2対2になってもよいオーダーを組むことが出来ました」
スポーツは元来楽しむもの、が基本方針
小園江監督は23から29歳までシンガポールのナショナルチームをはじめ、多くの海外チームで指導を歴任した。
「海外チーム指導を通じて『スポーツは元来、楽しむもの。それがほんとうのスポーツ文化』ということを学び、今の指導の基本になっています。楽しいと厳しいは両立する、楽しくやりながらでも勝てるんだよと、常日ごろ強調しているので、本校チームの特徴は?と聞かれれば『あまちゃんお嬢さん卓球』。これはいい意味です」
出る以上は決勝まで目指すんだという心構えで
「全国大会未経験の生徒ばかりです。
出られるだけで満足といった気分が少し見えることがあるので、勝負の世界は一回目でも優勝する気持ちで!ということを、これからずっと言っていこうと思います。
年齢が低いほど気持ちの振れ幅は大きく、それが勝敗にも反映します。
名前が知られている選手でも不安感があると実力は3割がた落ちる。
逆に、こちらが元気づけば、発揮出来る力が3割がた上がる。
高校生くらいだと展開次第で結果は分からない。
出る以上は決勝まで目指すんだという心構えを持たせたいと思っています」
キャプテン 松尾沙姫(まつお さき)
どこにも負けない明るさで最後まで
「何よりも、日ごろお世話になっている『こぞのえ卓球』をはじめ、関わってくださる全ての皆さまに感謝の気持ちをお伝えしたいです。
そして、私たちには、どこにも負けない明るさがあります。
2年生と3年生が上下関係にしばられず、いい意味で仲良く『楽しく、かつ、真剣に』というテーマで練習に励んでいます。
大会に臨んでも、その気持ちで最後まで協力していきたい、一丸となって頑張りたいです」
後列左から 韓美佳(3) 住田苺華(2) 小園江慶二監督 田中愛弥(3) 有吉爽夏(3)
前列左から 山田花(3) 松尾沙姫(3) 岡本心優(2) 猪上菜津美(2)
*(数字)は学年