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全国高等学校総合体育大会(インターハイ)卓球競技は8月12~17日に富山市総合体育館(富山県富山市)で開催される。
47都道府県の予選を勝ち抜いてきた全115チーム(学校対抗男子58、女子57チーム)から、兵庫県代表・育英高等学校(男子)をピックアップして、本戦に挑む田中雄仁監督、谷本凌主将の意気込みを紹介する。
※本文中敬称略
育英高等学校
監督 田中 雄仁 (たなか かつひと)
3回連続代表出場。3回三様
「県総体では平成30年度に初優勝。昨年は中止となりましたが、今回、連続で3回目となる優勝を果たしました。
3回とも滝川第二高校との決勝となりましたが、1回ごとに力関係が異なっていました。
1回目の平成30年、同校が個人戦上位をほとんど占めるほど強く、学校対抗で当校が勝つとは誰も、生徒たち自身も想像し得ない状況でした。もちろん、負ける前提ではないので嬉しかったのですが、正直驚きのほうが強かったのです。
2回目の令和元年度は、実力が拮抗していたので、優勝した時は、1回目とは異なり、驚くというよりは良く頑張ったなという感じでした。頑張れば頑張った分返ってくるという上級生の姿を下級生が見ていたので、大会に向かっていく気持ちは成長していきました。
3回目の今年は、個人戦でも当校が上位を取れる実力を感じていたので、普通に行ったら負けない。選手たちも実力を出し切れば、負けないと分かっていたと思います。そのとおり、しっかり勝ち上がることができました。
各年度、3回三様でした」
変化した気持ち
「自分たちも『やればその分強くなれる、勝てる』と、段々と自信が付いてきたのだと思います。それが生徒たち全員に広がっていきました。そのよい流れがコロナ禍で途切れてしまうのが一番の心配でしたが、選手たちは、しっかりと踏みとどまり、良いチームができています。
おそらく、10、20、30年と全国上位にいるチームというのは、そういう精神が根づいているのではないでしょうか」
当たり前のことを一つ一つ
「本戦では、順当にいけば京都の東山高校との対戦になります。そこで東山高校さんの胸を借りるつもりで戦い、ベスト8以上をチーム一丸で目指していきます。普段から心技体のうち心の部分の重要さが大事であることを伝えています。大会に入ったら、あれこれ言わず、普段の生活、練習と変わらずに当たり前のことを一つ一つやっていきます」
卒業生たちへの想い
「今年3月の卒業生たちは、1年生の時から本当に頑張る生徒たちで、上級生になってからも全ての面でチームを引っ張ってきました。それがコロナ禍で1年間、大会も遠征もスッポリ無くなってしまった。県の代替大会がなく神戸市の代替大会に出場したものの、各校の都合もあり、出場選手たちもフルメンバーではありませんでした。通常であれば、それらを通じて3年生の良い所、頑張りを1年生、2年生が受け継いで、新年度の大会を迎えられると思っていました。団体戦という形では、ほぼ活動できなかったのが心残りです。
そんな中でも、全日本選手権大会などで最後まで頑張っていた生徒たちに最大の敬意を表したいと思います」
主将 谷本凌(たにもと りょう)
絶対にベスト8以上に入るという強い想いで
「この1年、そしてチームとしての3年間、全国大会の表彰台を目指して頑張ってきました。トレーニングしたことは必ず報われる、自分たちは絶対にベスト8以上に入るという強い想いで、本戦に臨みます」
後列左から、酒井舜蓮(3) 谷本凌(3) 青山貴洋(2) 岡野翔空(1) 筒井優太(3) 髙橋慶太(3) 山下慧(2) 藤本喬大(3)
前列左から、松井翔吾(2) 今井元気(3) 席定結杜(1) 二井原有真(1) 山﨑健申(2) 上田一翔(1)
※(数字は学年)