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当初は島津アリーナ京都(京都府立体育館)で開催される予定だったが、新型コロナウイルス感染者急増の影響により、急遽会場を変更。それに伴い、競技ルールも予選リーグから準々決勝までは3ゲームズマッチ(第3ゲームは6-6から)、予選リーグ1位のみが決勝トーナメント進出と変更して行われた。
女子は、これまで4度表彰台に上がりながらも頂点を逃していたヒゴ鏡卓球クラブが、悲願の初優勝を遂げた。
決勝は、木原美悠らを輩出するALL STARと対戦。
トップはホープス3位の深山稟心(ヒゴ鏡卓球クラブ)が張本梓恩に対し、矢継ぎ早の攻撃で得点を重ねて3対0で勝利。
カギとなったのは2番。カットの山田あかり(ヒゴ鏡卓球クラブ)は、井上真夕のフォアを徹底的に狙い、ループドライブを凌いで、甘くなったボールをフォアで攻める戦術がハマり、2対0とリード。3ゲーム目はジュースまでもつれる接戦となり、互いに粘り強いラリーを見せたが、山田に軍配が上がった。
王手をかけたヒゴ鏡卓球クラブは3番ダブルスでも躍動。山田のカットと本郷蒼空の攻撃がかみ合いストレートで勝利し、優勝に輝いた。
準々決勝
徳増卓球クラブ 3-0 T.Cマルカワ
ヒゴ鏡卓球クラブ 3-1 石田卓球N⁺
卓桜会 栃木卓球センター 3-1 羽佳卓球俱楽部
ALL STAR 3-2 新発田ジュニアA
準決勝
ヒゴ鏡卓球クラブ 3-0 徳増卓球クラブ
○1山田あかり 3(11,-10,-7,10,7)2 岩見百恵
○2深山稟心 3(8,3,6)0 石塚茉花
○3山田あかり・本郷蒼空 3(7,5,5)0 石塚茉花・岩見香蓮
ALL STAR 3-2 卓桜会 栃木卓球センター
●1張本梓恩 0(-5,-6,-6,)3 香取悠珠子
○2井上真夕 3(6,4,6)0 園部葵彩
●3張本梓恩・長福凛 2(-6,7,-6,8,-6)3 園部葵彩・伊藤心咲
○4井上真夕 3(-9,3,7,-10,3)2 香取悠珠子
○5長福凛 3(6,13,-1,9)1 伊東心咲
決勝
ヒゴ鏡卓球クラブ 3-0 ALL STAR
○1深山稟心 3(7,12,9)0 張本梓恩
○2山田あかり 3(9,4,14)0 井上真夕
○3山田あかり・本郷蒼空 3(5,8,2)0 張本梓恩・長福凛
優勝 ヒゴ鏡卓球クラブ(熊本県)
「決勝に2回、3位2回、表彰台に4回登りましたが、日本一に登れそうで登れなかったけれど、やっと登れました。子どもたちにはこういう場を共有させてもらい感謝です。
幼稚園の年長の頃から『日本一を目指すぞ』と言い続けてきました。それを達成してくれて、成長や頑張りに驚いたし、感激しました。
『全員が1点を獲るんだという気持ちを持つように』と常に言っていました。3人がエースで、3人で3点を獲ろうと。決勝も苦しい試合でしたが、山田が苦しい試合を乗り越えて、勢いそのままに勝つことができ、予想以上のデキでした」と竹本泰彦監督
粘り強いカットと隙を突く攻撃で大車輪の活躍を見せた山田あかり
変化のあるバックハンドを軸に、フォアでも積極的に攻撃を仕掛けた深山稟心
カットの山田あかりと攻撃の本郷蒼空の変則ペアだが、鍛錬の成果を感じさせる息の合ったプレーを見せた
準優勝 ALL STAR(兵庫県)
決勝では惜しくも敗れたが、思い切りのいい高い攻撃力で、準決勝ではホープスチャンピオンの香取悠珠子を破った井上真夕
3位 徳増卓球クラブ
高い打点の連続攻撃が光った岩見百恵
3位 卓桜会 栃木卓球センター
威力のある両ハンドドライブで、チームを牽引した香取悠珠子