TOPICS

ALL TOPICS

2022.01.21

#INFO

2020年全日本選手権大会を振り返る(女子ダブルス)

  • 優勝 伊藤美誠(右)・早田ひな(スターツ・日本生命)

  • 準優勝 芝田沙季(右)・大藤沙月(ミキハウス・ミキハウスJSC)

  • 3位 長﨑美柚(右)・木原美悠(JOCエリートアカデミー/大原学園・JOCエリートアカデミー)

  • 4位 塩見真希(右)・梅村優香(ミキハウス・中央大)

2022年1月24~30日に東京体育館で開催される2022年全日本選手権大会。

開幕目前!前回大会はコロナ禍でシングルスのみの開催となったため、前々回大会の女子ダブルスを振り返りながら、今大会の見どころを解説します。

※所属・年齢は大会当時のまま

 

伊藤美誠・早田ひなが3連覇を達成

3連覇を狙う伊藤美誠早田ひな(スターツ・日本生命)と芝田沙季大藤沙月(ミキハウス・ミキハウスJSC) が対戦。

 

伊藤・早田は多彩なレシーブ、厳しいコース取りで2ゲーム連取したが、第3ゲームは芝田・大藤のサービスからの3球目攻撃が随所で決まる。またネットインのラッキーなポイントもあり、奪い返す。

第4ゲームは、激しいラリーの攻防で、6-3と伊藤・早田がリード。しかし、意地を見せた芝田・大藤が思い切った攻撃で6-6に。

ここからは一進一退の展開となるが、勝負所で硬さがみられた芝田・大藤に対し、伊藤は横にスライドさせたバックを繰り出すなど、勝負強さを見せる。最後は伊藤のハーフロングのアップサービスを大藤が打ちあぐみ、伊藤・早田の3連覇が決まった。

 

「第4ゲームは第3ゲームの悪いところを修正できた。練習する時間があまりなかったが、違和感なくプレーでき、自分たちらしさが出せたと思います」と伊藤・早田。

 

優勝 伊藤美誠(右)・早田ひな

 

準優勝 芝田沙季(右)・大藤沙月

 

準々決勝

伊藤美誠・早田ひな(スターツ・日本生命) 3(9,-8,-6,7,6)2 安藤みなみ・徳永美子(十六銀行)

塩見真希梅村優香(ミキハウス・中央大) 3(-13,6,-11,4,5)2 松本優希・平侑里香(サンリツ)

長﨑美柚・木原美悠(JOCエリートアカデミー/大原学園・JOCエリートアカデミー) 3(6,8,11)0 成本綾海・井絢乃(中国電力)

芝田沙季・大藤沙月(ミキハウス・ミキハウスJSC) 3(5,-9,9,9)1 𡈽田美佳・宋恵佳(中国電力)

 

準決勝

伊藤美誠・早田ひな 3(6,6,7)0 塩見真希・梅村優香

芝田沙季・大藤沙月3(-10,-7,3,10,9)2 長﨑美柚・木原美悠

 

決勝

伊藤美誠・早田ひな 3(3,9-7,8)1 芝田沙季・大藤沙月

 

3位 長﨑美柚(左)・木原美悠

 

4位 塩見真希(右)・梅村優香

 

5位 安藤みなみ(右)・徳永美子

 

6位 松本優希(左)・平侑里香

 

7位 𡈽田美佳(左)・宋恵佳

 

8位 成本綾海(左)・井絢乃

 

伊藤美誠・早田ひなの4連覇なるか

実力ペアが多数いる女子ダブルス。優勝候補筆頭は3連覇中で、世界選手権大会銀メダルの伊藤美誠・早田ひな。伊藤の変化をつけた攻撃と早田の威力ある両ハンド攻撃は、一度勢いづくと手が付けられない。

伊藤・早田のゾーンには、2019年世界選手権大会複3位で実績のある佐藤瞳橋本帆乃香(ミキハウス)、全日学複チャンピオンの岩越帆香・笹尾明日香(早稲田大)が入り、激戦が予想される。

対抗は、東京五輪・世界選手権で中国ペアを追い詰めた石川佳純・平野美宇(全農・日本生命)だろう。石川・平野のゾーンには前回3位の長﨑美柚・木原美悠(日本生命・JOCエリートアカデミー/星槎)、全日本社会人選手権複優勝の松平志穂・有延優希(サンリツ)が入っている。

他にも前回準優勝の芝田沙季・大藤沙月(ミキハウス・四天王寺高)、同4位の塩見真希・梅村優香(ミキハウス・中央大)、社会人で活躍している宋恵佳・成本綾海(中国電力)などが上位候補。

大会までに練習を重ね、コンビネーションの向上がカギとなってくるだろう。

 

世界選手権代表の石川佳純(左)・平野美宇

 

全日学複チャンピオンの岩越帆香(左)・笹尾明日香

 

社会人で活躍している宋恵佳(右)・成本綾海