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中国電力女子卓球部は2022年2月から新体制となり、これまで監督代行を務めていた伊藤春美氏が監督に就任した。
伊藤氏は、地元・広島県で中学校から卓球を始め、就実高校、専修大学と名門を経て、1993年に中国電力に入社。
1991年創部の中国電力は、当時はまだ日本リーグに加盟しておらず、加盟をかけたチャレンジリーグへの挑戦や広島国体も控えるなど、強化に注力している最中であり、強豪・中国電力の礎を築いた時代でもあった。
引退後、伊藤氏は社業に専念。2021年より監督代行として再び卓球部に携わり、このたび創部以来初のOG監督となった。
伊藤春美新監督と和田圭輔コーチ、成本綾海主将にお話を伺った。
伊藤春美監督
Q.新監督になったお気持ちを教えてください
「支えたい」と自然に思わせてくれるチーム
「監督になりましたが、どちらかというと選手やコーチに心動かされることが多くて、試合では普段とは違う勇ましさ、格好良さ、輝き、勝利を掴んだ瞬間の笑顔を見せてくれるので、その姿を見たいという気持ちが強いです。ですから、監督になったからどうこうというよりも、支えたいという気持ちですね。これまでにも、ホームマッチなどで手伝う機会がありましたが、自然とそういう気持ちにさせてくれる雰囲気がありました。中国電力女子卓球部は、引退した後も会社に残ってくれるOGが多いので、この環境を大切にしていきたいですね。
昨年までは年齢の近い宋恵佳選手、庄司有貴選手、成本綾海選手の3人から4歳離れて他の選手がいるという状況だったので、先輩への尊敬から遠慮をしてしまう気持ちがあったのかもしれません。そして宋選手と庄司選手が引退となり、新人の中森帆南選手が入りましたが、青木優佳選手が上の世代と下の世代の良い潤滑油となって良い雰囲気ができているように思います。結果的に新チームとして一体感が生まれ、これまで目立てなかった選手が目立てるようになっていると感じています」
Q.今年のチームとしての目標は?
人間性を豊かに、新しいことにトライしていく
「まずは卓球を引退してからも、その後に続くようなことを学んでほしいと思っています。卓球をする中で、全国各地の様々な人とコミュニケーションを取って人間性を学んでほしい。勝ちにこだわりつつ人間性を豊かにできれば良いですね。
その中で、チームとしてはこれまで達成できていない前期日本リーグと全日本実業団選手権大会での優勝を目指しています。また、後期日本リーグは昨年も優勝できているので、これまでの良い流れを引き継いで連覇を目指していきたいです。これまでのやり方にとらわれないことが自分の強みだと思うので、和田圭輔コーチと相談しつつ、新しいことにもトライしていこうと思っています」
和田圭輔コーチ
Q.ズバリ今年のキーマンは?
「宋恵佳選手と庄司有貴選手が引退したことで、傍から見ると難しいと思われがちですが、自分の役割や目的を明確にできた選手も多いので、良い方向に結束力が高くなっていると感じています。この状態を継続することができれば、優勝を狙っていけると思っています。
今年のキーマンは木村光歩選手と青木優佳選手。この2人がどれだけ勝てるか、どれだけチャンスを活かせるかが重要になってくると思います。プレッシャーはあると思いますが、変に硬くならずのびのびとプレーしてほしいですね」
成本綾海主将
Q.主将としての意気込みをお願いします!
「まずはこれまで達成できていない前期日本リーグと全日本実業団選手権大会のこのメンバーで優勝したいです!頑張ります!」
※写真は新体制となって初となる全国大会のシチズンカップ第31回日本卓球リーグ選手権・ビッグトーナメント福島大会から