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2024.02.24

#RESULTS

【世界卓球】韓国男子、中国を追い詰めるも惜敗。中国がV11に王手

  • 樊振東(中国)

  • 李尚洙(韓国)

  • 馬龍(中国)

  • 林鐘勲(韓国)

●男子準決勝
 〈中国 3−2 韓国〉
王楚欽 −7、2、−11、−6 張禹珍◯
◯樊振東 8、6、8 林鐘勲
馬龍 −7、4、−10、6、−4 李尚洙◯
◯樊振東 6、7、10 張禹珍
◯王楚欽 5、7、6 林鐘勲

 

男子準決勝の1試合目、満員の観客が熱狂した「韓中決戦」はラストまでもつれ、3時間半を超える熱闘の末に中国に軍配。2001年大阪大会から男子団体の連続優勝が続く中国は、11連覇に王手をかけた!

 

韓国はトップの張禹珍が、硬さが見える王楚欽のチキータを次々にカウンターで狙い打ち、3−1で勝利して先制点。1−1で回った3番でも、李尚洙が馬龍に3−2で競り勝つ。李尚洙は台上の駆け引きにうまさを見せ、馬龍のフォアサイドを厳しく突くボールを要所で使うことで、馬龍が得意とするバック対バックの展開でも互角以上に勝負できていた。

 

地元・韓国の観客は総立ちで熱狂。「テーハミングッ!(大韓民国!)」の大合唱が、中国応援団の声援を飲み込む勢いを見せる。

 

しかし、ここから王者・中国は意地を見せた。4番・樊振東が張禹珍のバックカウンターをことごとく跳ね返してバック対バックのラリーを制圧し、ストレート勝ち。5番では名誉挽回に燃える王楚欽が、やや打球点の落ちる林鐘勲の両ハンドをカウンターで次々に狙い打ち、こちらも3−0で勝利した。

 

韓国が苦心して2点を奪うも、中国が取ったゲームはいずれもストレート。ラストで敗れた林鐘勲は肩を落としたが、韓国の健闘は大いに光った。今大会のベストゲームと言える一戦に、両国の応援団は惜しみない拍手を送った。

 

前回の成都大会の日本戦に続き、ラストを締めた王楚欽