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2018.12.04

#RESULTS

【世界ジュニア】ロシア戦で決勝点の大藤沙月「団体戦での優勝が目標」

  • 準決勝後に笑顔の日本女子チーム

  • 大藤

  • 対戦したカザンツェバ

ロシア戦ではトップで長崎がタイラコワとのエース対決に苦戦したものの、そこを乗り切ってからは2番相馬、3番大藤としっかり勝利を収めた日本女子。快勝とはいかなかったが、決勝の中国戦を見据えるなら、ここで苦しい試合を経験できたのはむしろプラスの材料ではないか。

 

2番で今大会初出場の相馬は、次のようにコメントした。「1試合目だったので出足はすごく緊張して、ラブオールで相手に3球目でガツンと打たれて、そこから下がり過ぎてしまった。でも相手は回転の変化がわかっていなかったので、変化をつけていけば大丈夫かなと思いました。会場の雰囲気もつかめたので、次は出足から良いプレーができるようにしたいです」。

 

決勝の前に4人全員が試合を経験できた日本に対し、中国は4番手の郭雨涵がまだ未出場。決勝も石洵瑶、銭天一を2点起用し、3番には黄凡真というオーダーが予想される。渡邊隆司監督は「相馬はここで一度試合を経験させておきたかったし、これで全員が良い状態で中国戦を迎えられる。誰が出ても良いような準備はしています」と語った。

 

3番でチームの勝利を決めた大藤は、「サービスが3ゲーム目から効かなくなってきて……、どうしようかなと思いました(笑)」と正直なコメント。調子は昨日と「同じくらい」だったそう。しかし、3ゲーム目を落とした4ゲーム目、「ラリーが長くなってきたので、相手より1本多く入れることを意識した」というプレー内容で、11ー2でカザンツェバを一蹴するあたり、やはりただ者ではない。「団体戦で優勝することが目標なので、向かっていく気持ちで、絶対勝てるように頑張ります」。最後は力強いコメントで締めてくれた。