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2018.05.05

#RESULTS

【女子決勝】中国が4連覇。日本は伊藤が勝利するも惜しくも敗れ準優勝

伊藤が第1ゲームを先取。サービスが効き先手を取る展開が光る。相手の少し受け身になったボールに対しても攻める手を休めず連続攻撃に徹した。
第2ゲームは、劉詩雯が伊藤のバックにナックルのロングサービスを集め、伊藤が入れてきたのを攻めていく展開で取り返した。
第3ゲームの主導権を握ったのは劉詩雯。第2ゲーム同様、伊藤のバックへのロングサービスから3・5球目を狙って得点を重ねた。
伊藤のスマッシュが炸裂した第4ゲーム。バックへのアップロングサービスから優位に試合を運び、このゲームを奪い返した。狙われていたバックへのロングサービスも最後は回り込んでフォアで仕留めた。
最終ゲームは、「とにかく攻めていくことを意識した」と8-10とマッチポイントを握られても、攻めの姿勢を崩さず。フルゲームの末に勝利し、トップバッター伊藤が貴重な先取点を挙げた。

 

2番平野は丁寧と対戦。丁寧は昨日の不調を全く感じさせないほど、フットワークがよく、とにかくミスが少ない。平野のミドルを突きながら、甘くなったボールを左右に威力のある両ハンドで決めてくる。平野もバックへのアップのロングサービスでラリーに持っていくが、及ばず。第2・3ゲームはリードしていただけに悔しい敗戦となった。
3番は石川と朱雨玲。朱雨玲の下回転と横を混ぜた回転のわかりづらいサービスにペースをつかめない石川。また、朱雨玲の叩いたり伸ばしたりと球質を変えてくるバックハンドも光る。石川はナックルと下回転の短いサービスから3球目攻撃、相手コースへの2度攻めを有効的に使って得点を稼ぐも、0-3で敗れた。

 

4番は平野と劉詩雯。平野は得意の速攻で臨むが、劉詩雯は緩急をつけながら、回転量の多いドライブでミスを誘い2ゲーム連取。第3ゲームは、平野が短いサービスストップレシーブで台上から先手を取って得点を重ね9-5とリードしたが、ここから逆転を許して、劉詩雯が3-0で勝利。
女子中国はこれで4大会連続20度目となる優勝を果たした。

 

 


 

日本1ー3中国
〇1伊藤美誠(9,-8,-5,8,10)劉詩雯
2平野美宇(-6,-10,-11)丁寧〇
3石川佳純(-4,-7,-8)朱雨玲〇
4平野美宇(-6,-6,-10)劉詩雯〇

 


 

トップで劉詩雯を破った伊藤美誠。決死の連続攻
撃は観客をどよめかせた

 

「以前と同じような戦い方になってしまった」と
反省を口にした平野

 

「いい流れできていたのにい」と試合後の記者会
見で語った石川佳純。しかしキャプテンとしての
重圧があるなか見事準優勝へと導いた

 

伊藤に惜敗した劉詩雯だったが、4番で決勝点を
挙げた

 

丁寧は粘り強くミスの少ないラリー力が持ち味。
それに加え安定したバックハンドの攻撃力も抜群

 

バック対バックではほぼ負けなしの朱雨玲