OFFICAL ACCOUNTFOLLOW US
TOPICS
ジュニア女子1回戦、将来有望なカット型ふたりがコートに登場した。
小学6年生ながら昨年11月の全日本カデット13歳以下で準優勝の小塩遥菜(石田卓球クラブ)。小学3年生で卓球を始め、卓球歴が3年に満たないとは思えないほど完成度の高いカットプレーを披露した。強く打たれても、回転をかけて粘られても、揺るがないカットのミートの強さがある。
対戦した右シェーク異質の後木(駒大苫小牧高)のバック表ソフトでの粘り、強烈なスマッシュにも辛抱強く守り続けたが、最終ゲームは中盤で離された。6-8で鼻血が出てタイムを取り、ここで流れを変えたかったが、最後はスマッシュで押し切られた。試合後、「私はレシーブがちょっと良くなかった。相手の選手は粘り強かったです。バック面が表ソフトの選手なので、バック表の選手と対策を積んできた。やってきたことはまあまあ出せたけど、スマッシュが取れなかったので、今後の課題にしたいです」とコメントした。
もうひとり、カデット13歳以下で3位に入った大久保ひかり(文京台クラブ)も1回戦に登場。スラリとした長身から繰り出す、基礎レベルの高いカットを武器に松井(横浜隼人高)に挑んだが、惜しくもストレートで敗れた。北海道出身のカット型といえば、尾札部中から札幌大谷高に進んだ佐藤瞳(ミキハウス/17年世界選手権代表)を思い起こさせる。同郷の先輩に続いて、世界へと羽ばたいてほしい。
(卓球王国配信)