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2017.01.19

#RESULTS

【全日本】父がベンチ入り、時吉佑一の親孝行

●男子シングルス3回戦
時吉(ZEOS) 3(5,8,5)0 後藤(日本大)

 

男子シングルス3回戦、時吉佑一(ZEOS)は日本大4年の後藤卓也のテクニックをものともせず、3-0のストレートで快勝。バックドライブの破壊力は相変わらずで、対戦相手が予想もしない中・後陣の打球点の落ちた位置から、強烈な一撃が飛んでくる。全日本カデット14歳以下で優勝した中学生時代は、フォアのスマッシュを連発するフォア主戦のスタイル。高校2年でのワールドジュニアサーキットで、バックハンドの強いヨーロッパ卓球の洗礼を受け、バックハンド主戦のスタイルへと変身した。フォア前に浮いたボールをすかさず叩く、フォアのパワーフリックも相手に与える心理的ダメージは大きい。

 

時吉のベンチに入っているのは父・繁敏さん。全日本でベスト8に入った4年前の全日本でも、ベンチには父の姿があった。4歳で卓球を始めた時から、猛練習で自分を鍛えた父にベンチに入ってもらうことが、彼にとってのひとつの親孝行だ。続く4回戦の対戦相手は丹羽孝希(明治大)。会場をどよめかせるスーパープレーの応酬になりそうだ。