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ダブルスパートナー同士の対戦となった早田と伊藤。昨日は二人で表彰台に上がり笑顔を見せたが、今日は火花散る大接戦となった。
序盤から早田の両ハンドドライブが火を噴き、コースを鋭角に厳しく攻めて伊藤を左右に振り回し、2ゲーム先取する。
第3ゲームは、速いラリー展開に有利な早田に対し、伊藤は変化のあるバックで緩急をつけて早田のタイミングを崩し、2-2のタイに。
第5ゲーム、早田はタイミングを崩されていたバックの変化に徐々に慣れ、しっかりと待って回転量の多いドライブをバックに放ってミスを誘う。
また、早田の下回転に対するドライブが深いため、伊藤はなかなかいつものように早い打点で打ち込むことができず、受け身になってしまい、3-2で早田が王手をかけた。
引き出しの多い伊藤は6ゲーム目から、アップサービスでラリーにする展開。これまで出してこなかった、サービスで早田を戸惑わせながら、伊藤らしいスマッシュをさく裂させてこのゲームを奪取し最終ゲームへ。
前半は一進一退の展開。4-4で伊藤の渾身のアップロングサービスをバックで狙い打ちすると、流れが早田に傾く。序盤から攻めの姿勢を緩めない早田のフォアストレートドライブも華麗に決まって7-4。伊藤はチャンスボールをイージーミスで8-4。伊藤は少し精彩欠くプレーで10-5。ここから10-7と迫った伊藤だったが、最後はまさかのサービスミスで早田の決勝進出が決まった。
伊藤は「実力は出し切った。戦術も実力も早田さんが上回っていた」とコメント。
3冠3連覇を目前に無念の敗退となった。
早田ひな(日本生命) 4(9,7,-6,-9,10,-4,7)3 伊藤美誠(スターツ)