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昭和22年創刊、800号を迎えたニッタクニュースのバックナンバーから編集部がピックアップしてお届けするページです。
前編に続き、後編ではインナーのインプレッションと木造・髙見選手のラケットのこだわりを紹介!
ラケット選びに迷っている人、必見です!
※情報は2018年12月当時
木造選手&髙見選手に聞いた!
バイオリン&アコースティック インプレッション
バイオリンカーボンインナーが2018年9月に発売され、バイオリンとアコースティックのシリーズにそれぞれ「5枚合板」、「アウターカーボン」、「インナーカーボン」の3種類のラケットがそろった。
自分に適したラケットを見つけるのはなかなか難しい。
「木材」がいいのか…。はたまた弾みのいい「カーボン(アウター)」がいいのか。それでは飛びすぎるから「カーボンインナー」がいいのか…。そもそもどんな違いが…?
今回は、愛工大の大物ルーキーでニッタク契約の木造・髙見選手に6種類のラケットを打ち比べてもらった。
台上処理も攻撃も「引っかけて打つ」木造選手と、「当てて弾いて打つ」髙見選手の感想は両極端。両選手のタイプを参考にラケットを選んでみよう!
※使用ラバー:ファスタークG-1特厚、キョウヒョウプロ3ターボオレンジ特厚
インナー 5枚合板+FEカーボン
共通の感想
・球持ちがいいため、回転をかけやすい
・ボールが弧線を描きやすい
・コントロールがしやすい
木造選手タイプ
・球持ちがいいため、コントロールがしやすい
・下回転が切れていてもしっかりと引っかかる
・チキータをはじめとする台上処理、カウンターはダントツでやりやすい
髙見選手タイプ
・台上処理は、球持ちがよすぎで引っかかってしまうためやりづらい
・バックであればカウンターなど安定してやりやすい
こんな人にオススメ
・ドライブを多用する人
・台上処理に不安がある人、もしくは得意でそこから優位な展開にしたい人
・パワーがなく、安定性を求める人
木造選手&髙見選手のお気に入りは?
木造選手
「バイオリンの方が、打球感が心地よくて好きかな~。タイプは断然インナー!コントロールがしやすい!」
髙見選手
「僕もバイオリンが好き。アウターが合うけど、ワガママを言っていいなら、フォアがアウター、バックはインナーがいいかな!」
ラケット選びのこだわり
木造選手
一番は回転がしっかりかかるかどうか。いくら打ちやすくてもボールが浅く入ってしまうと意味がないので、しっかり引っかかって深く入るかどうかにこだわります。
次に強い回転に対応できるかどうか。ブロックが安定することも重要です。
そしてグリップ。弾みや飛びはその次ですね。
髙見選手
グリップがフィットするかどうかが最優先です。その次に引っかかるかどうか。
グリップが合わないと全ての技術がやりづらくなりますが、合えばなんでもできると思います。
ですから、選ぶときはたくさんのラケットを実際に握ってフィーリングを確かめます。