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2020.10.15

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木造・髙見・梅村活躍!第72回国民体育大会を振り返る(2017年12月号から)

  • スピード感あふれる攻撃で活躍した木造勇人(愛知県)

  • 変化をつけた攻撃とコース取りの良さが光った梅村優香(大阪府)

  • 切れ味鋭い両ハンド攻撃が光った藤村友也(和歌山県)

  • カウンター攻撃が良かった鈴木李茄(茨城県)

昭和22年創刊、800号を迎えたニッタクニュースのバックナンバーから編集部がピックアップしてお届けするページです。

 

2017年国民体育大会(国体)卓球競技は、9月30~10月4日に愛媛県・宇和島市総合体育館で行われた。国体は都道府県対抗で行われ、冬季3競技(スケート、アイスホッケー、スキー)、本大会37競技を通して実施した正式競技の競技得点と参加得点の合計により、男女総合成績第1位に天皇杯が、また、女子総合成績第1位に皇后杯が授与される。各都道府県の威信をかけた一大イベントである。卓球競技は成年男女、少年男女の計4種目が開催される。

 

第72回国民体育大会の報道ページはこちら!

 

※所属・年齢は大会当時のまま

 

少年女子で大阪府が3連覇!

 

【成年男子】
決勝は和歌山県と長野県が対戦。トップで藤村友也(和歌山県)が切れ味鋭い両ハンド攻撃で岡田崚にストレートで勝利。2番の滝澤拓真(長野県)がフルゲームの末、藤本海統に勝利し1対1とする。3番は松下海輝(和歌山県)が伊積健太を下し、和歌山県が王手をかける。4番は競り合いになるも藤本(和歌山県)が気持ちの入ったプレーで勝利し、和歌山県が18年ぶりとなる優勝を果たした。

 

【成年男子決勝スコア】
和歌山県 3-1 長野県
〇1藤村友也 3(8,5,7)0 岡田崚
×2藤本海統 2(10,9,-8,-7,-6)3 滝澤拓真
〇3松下海輝 3(3,5,5)0 伊積健太
〇4藤本海統 3(-10,17,7,5)1 岡田崚

 

成年男子優勝 和歌山県(前列左から杉井監督、藤村、松下、後列左から藤本、藤木)

 

【少年男子】
決勝は愛知県と静岡県が対戦。トップで木造勇人(愛知県)が西村星哉に対して素晴らしいプレーで勝利。勢いに乗った愛知県は攻守のバランスが良い田中佑汰が渡井丈人士にストレートで勝利。3番の髙見真己(愛知県)は1ゲームを落とすも、安定感抜群のプレーで勝利し、愛知県が2連覇を達成した。

 

【少年男子決勝スコア】
愛知県 3-0 静岡県
〇1木造勇人 3(-10,3,3,9)1 西村星哉
〇2田中佑汰 3(9,10,4)0 渡井丈人士
〇3髙見真己 3(2,-8,6,7)1 稲木晨悟

 

少年男子優勝 愛知県(左から今枝監督、木造、髙見、田中)

 

【成年女子】
決勝は茨城県と広島県が対戦。トップで鈴木李茄(茨城県)がミスの少ないプレーで先取点を挙げる。2番で宋恵佳(広島県)が威力十分の両ハンド攻撃で平真由香に勝利。続く3番で市川梓(茨城県)がフルゲームの接戦を制し、茨城県が王手をかける。後がなくなった広島県だが、4番で宋が勝利し、勝負はラストの5番までもつれる。5番で平(茨城県)が成本に勝利し、茨城県が6年ぶりとなる優勝を飾った。

 

【成年女子決勝 スコア】
茨城県 3-2 広島県
〇1鈴木李茄 3(8,10,9)0 成本綾海
×2平真由香 0(-9,-7,-6)3 宋恵佳
〇3市川梓 3(10,9,-9,-9,14)2 土井みなみ
×4鈴木李茄 2(6,-9,11,-4,-1)3 宋恵佳
〇5平真由香 3(10,12,1)0 成本綾海

 

成年女子優勝 茨城県(左から内山監督、市川、鈴木、平)

 

【少年女子】
決勝は大阪府と岡山県が対戦。トップで梅村優香(大阪府)が変化をつけた攻撃をコーナーに打ち分けて先取点を挙げる。2番は木村香純(大阪府)が完成度の高いプレーで村田咲紀に勝利し、大阪府が王手をかける。3番で宮﨑翔(大阪府)が最後まで攻める姿勢を崩さず、真鍋雅に勝利し、大阪府が3年連続の優勝を遂げた。

 

【少年女子決勝 スコア】
大阪府 3-0 岡山県
〇1梅村優香 3(9,10,6)0 木村光歩
〇2木村香純 3(9,-7,8,12)1 村田咲紀
〇3宮﨑翔 3(-5,2,-3,7,7)2 真鍋雅

 

少年女子優勝 大阪府(前列左から谷口監督、木村、梅村、後列左から宮﨑、宮野)

 

…詳報は、バックナンバー2017年12月号で!