OFFICAL ACCOUNTFOLLOW US
TOPICS
2023ITTF世界卓球選手権ダーバン大会。男女シングルス優勝者が決定した。
男子シングルスでは、樊振東(中国)と王楚欽(中国)が対戦。大会連覇がかかる樊。初優勝、そしてサウスポーとして初の世界選手権優勝の期待がかかる王のプライドをかけた試合となった。
1ゲーム目。樊のバックハンド攻撃が火を吹く。特にコースを絞らせないバックハンド攻撃が良く、王の出鼻をくじく。2ゲーム目は王がサービスからの連続強打を浴びせ取るが、3ゲーム目行こうは樊のペースで進むと、ゲームカウント3-1とリードする。そして5ゲーム目。10-5と樊がリード。連覇にまったなしという状況へ。しかし王がここから脅威的な粘りをみせ10-10と追い付く。11-10と樊が再びリードするが、13-11と王がこのゲームをものにする。しかし6ゲーム目は樊が序盤から大きくリード。11-3と6ゲーム目を樊が取り、連覇を達成した。
▲力強いフォアハンドドライブが健在の樊振東
▲初優勝を狙った王楚欽。惜敗。
▲5ゲーム目を大逆転負けしたこともあり、大きなセレブレーションはなかった樊
▲優勝を決め、両者で中国国旗を持ち、会場へ手を振った
女子シングルス決勝。孫穎莎、陳夢の中国選手同士の対戦となった。両者とも世界選手権シングルスのタイトルはなく、どちらが勝っても初優勝であった。
1ゲーム目。陳の前陣でのバックハンド攻撃が冴えて1ゲーム目を先取。陳は東京五輪シングルス優勝ともあって、ここ一番での試合の戦い方を知っているかのプレーであった。
2ゲーム目。孫が気持ちを入れ替えたのか、0-0の時に自分に気合いを入れるために声をだす。するとここから孫のペースで試合が進み3-1とリードをする。あとがなくなった陳。5ゲーム目を取るも、6ゲーム目は、孫が取り、ゲームカウント4-2で孫が勝利。勝利の瞬間、コートに倒れ込んだ。
孫は終始安定した両ハンド攻撃。特に前陣での押し切るようなバックハンド攻撃がよかった。一方、陳は巻き込みサービスを使った攻撃がよかったが、一歩及ぼなかった。
▲バックハンドの攻撃に磨きがかかっている孫穎莎
▲ラリー戦に持ち込むも一歩及ばなかかった陳夢
▲優勝を決め、コートに倒れ込んだ孫
▲優勝を決め、孫が国旗を持って陳に歩み寄り、両者で挨拶