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2023ITTF世界卓球選手権ダーバン大会6日目。
男子シングルス。日本勢で唯一勝ち残っている張本智和は、ボボチカ(イタリア)と対戦。試合はラリー戦となり、ボボチカがバックハンドの攻撃を中心に試合を組み立てるが、張本がストレートへの攻撃を効果的に使い得点をあげ、ストレートで勝利した。張本はベスト4入りをかけて、梁靖崑(中国)と対戦する。
またアサール(エジプト)がベスト8入りをかけて、プツァル(クロアチア)と対戦。プツァルのバックサービスからの力強い攻撃を仕掛けるが、アサールが強打をしっかりとブロックしラリー戦に持ち込む。しつこいぐらいに返球をするアサールは着実に得点を重ねる。結果アサールがストレートで勝利。アフリカ勢の期待を背負ったアサールが嬉しいベスト8入りを果たした。
▲勝利を決めて喜ぶアサール
▲ナイジェリア代表のアルナ選手をコートに呼んで喜びをわかちあった
その他では、馬龍(中国)が林鐘勲(大韓民国)、林高遠(中国)が林昀儒(チャイニーズタイペイ)に勝利するなど中国勢が順当に勝ち進んだ。
女子シングルスは、伊藤美誠がディアス(プエルトリコ)と対戦。お互い打球点が早く、高速ラリーとなるが、伊藤がディアスの攻撃をさらに上回る攻撃をみせてストレートで勝利した。早田ひなは徐孝元(大韓民国)と対戦。安定したカット打ちとチャンスボールをしっかり仕留める強打がよくストレートで勝利した。
▲前陣での攻撃が冴えた伊藤美誠
▲広角にドライブを打ち分けた早田ひな
木原美悠は、東京五輪女王の陳夢(中国)と対戦。木原は、バック面表ソフトラバー特有の上から叩く強打で、陳から幾度となくノータッチを誘う。2ゲームを奪うが、最後は試合巧者の陳が木原のミスを誘い勝利した。好調なプレーが続く平野美宇は、WTTシンガポールで勝利している王芸迪と対戦。しかし今回はしっかり対策を立ててきた王の試合運びに、平野が簡単にミスをしてしまう。なかなかリズムを掴めない平野は、最後まで思い切って攻撃を仕掛けるが、王がミスをせず、平野はストレートで敗れてしまった。
▲得意の攻撃を発揮できなかった平野
女子ダブルスでは、伊藤美誠・早田ひなペアは、陳夢・王芸迪(中国)と対戦。接戦を演じるものの、ゲームを奪うことができず伊藤・早田ペアはストレートで敗戦。一方、世界選手権初出場の長﨑美柚・木原美悠ペアは、バラゾバ・マテロバ(スロバキア・チェコ)とゲームオールの試合を制し、銅メダル以上を確定させた。
▲次の試合も全力で挑む
混合ダブルスは、準決勝が行われた。張本智和・早田ひな、は、林詩棟・蒯曼(中国)と対戦。1ゲーム目を落とした日本ペアであるが、2ゲーム目以降は、攻撃が正確になり、中国ペアのドライブにも臆することなくカウンターを決めて勝利。張本・早田が銀メダル以上を確定させた。