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●男子第1ステージ
〈日本 3ー1 チャイニーズタイペイ〉
◯張本 5、15、11 高承睿
篠塚 6、ー6、ー5、10、ー6 林昀儒◯
◯松島 9、ー11、6、ー8、9 荘智淵
◯張本 10、ー9、3、ー7、3 林昀儒
日本はトップ張本が19歳の高承睿にストレート勝ち。出足から張本のバックサイドへ、バウンドのライジングをとらえた強烈なバックドライブを連発した高承睿。2ゲーム目は7ー4のリードから逆転され、9ー10から計4回のゲームポイントを握られたが、最後は17ー15で張本。あえて打球点を落とし、フォアクロスに打つループドライブや、小さく前に落とす回転量の多いチキータなどで、打ち気にはやる高承睿を冷静に攻略した。
1番で高承睿をストレートで破った張本智和
2番篠塚は張本が作った流れに乗り、回り込んで強烈なフォアドライブのカウンターを連発。1ゲーム目を奪うが、2ゲーム目以降は威力を増す林昀儒のチキータに苦しみ、ラリーでも「あと1本」というところで先にミスが出る。4ゲーム目、9ー7から9ー10と逆転されてマッチポイントを握られながら、12ー10と逆転してゲームオールまで持ち込んだのはさすがだったが、最終ゲームは2ー2から5点連取を許して突き放され、6ー11で惜しくも敗れた。
3番は16歳の松島、42歳の荘智淵との「28歳差対決」。1ゲーム目、3ー6から9ー6と6点連取した松島。出足から声を出し、この大一番にもまったく臆さないプレー。ピッチの早いバック対バックでは荘智淵に押し込まれながらも、威力と安定性を兼ね備えたバックハンドを荘智淵のフォア、バックと打ち分けて得点を重ねる。
勝負は最終ゲームの9ー9までもつれたが、最後は10ー9で松島が荘智淵をフォアに動かしてチャンスを作り、渾身のパワードライブを叩き込んでゲームセット。その場に倒れ込んだ!
この後輩の奮闘を見て、張本が燃えないわけがない。「ストレートで勝てるとはさらさら思っていなかった。勝つなら3ー2、良くて3ー1くらいだと思っていた」という試合後の言葉どおり、林昀儒とのエース対決は最終ゲームまでもつれたが、競り合う心構えができていた張本は最終ゲーム8ー0と一気にスタートダッシュ。追いすがる林昀儒を突き放し、10ー3でチキータを決めて11ー3で熱闘に終止符を打った!
4番で勝利した張本を抱擁する田㔟監督
★日本男子・田㔟邦史監督のコメント
「厳しい試合、長い試合になるということは選手に言っていた。その試合を選手がよく乗り切ってくれました。すべての試合がポイントでした。(張本)智和が勝つべき試合をしっかり勝ってくれたし、篠塚も負けたとは言え2−3という試合をしてくれた。3番の(松島)輝空も踏ん張って、踏ん張って勝ってくれた。そして最後、智和がエースとしての試合をしてくれて、つないだタスキが勝利につながった。今日の智和は林のバックハンドについていけていたので、長いボールを送ってもいいとアドバイスもしました。林は格上だから、『向かっていくしかないよ』と送り出しました」