【世界卓球】「チーム一丸で頑張りたい」ルクセンブルク戦後、早田ひなコメント

今大会初戦となるグループリーグのルクセンブルク戦にオールストレートの3−0で勝利した日本女子。トップバッターを任され、見事に快勝を収めた早田ひなのコメント。

●早田ひなコメント

私としては倪夏蓮選手に当たりにいったんですけど、向こうのオーダーで外れてしまいましたね。会場の雰囲気だったり、朝イチの中国対インド戦を見ていると、このルクセンブルク戦に関しても格上や格下というのはないのかなと感じていた。日本女子のチームランキングは2位ですけど、他の国もオリンピックに向けて力を入れて、どんどん強くなっていると感じます。どこで負けてもしかたないというか、世界の選手のレベルが上がってきている中、すべて3−0のストレートで仕留めることができたのは良かったと思います。

以前、2〜3年くらい前にデヌッテ選手とは試合をしているんですけど、その時もフルゲームでした。サービスの種類だったり、回転量も豊富だったり、バックハンドの攻撃に鋭いボールを持っている。そこを出させないようにしつつ、出された時でもしっかり対応していくことがカギでした。あとはサービスを結構うまくレシーブできたのが良かったですね。自分のサービスの時の跳ね方が、止まって戻っていくような感覚があって、自分のサービスから3球目の凡ミスはもう少し調整が必要ですね。でもそれ以外はラリーでもあわてなかったし、緊張している割には落ち着いてプレーできていました。

（3ゲーム目のマッチポイントでのフォア前のチキータは10−8でのミスからあえてもう1本いって決めましたが）
もちろんこの試合に勝つことも大事ですけど、日本のチーム、そして私個人としてもここで勝つことが目標ではなく、中国選手と決勝で当たった時に9−9でどういうプレーができるかが大事になってくる。勝ちにいきつつも、勝負に行くところは勝負に行く。負けない卓球プラス勝つ卓球というのが常に大事になってくると思います。

（選手の皆さんは少し寒そうな感じもありますが、プレー環境はどうですか？）
自分としてはまだコンディションは100％ではない。初日のフロアが17度くらいで寒すぎて、動いても動いても体が温まらなくて、今日も体を動かしたら温まるけど、止まったら一気に冷えていくような感覚がある。体の温度調節がおかしいなとすごく感じている。そこは今回気をつけないといけないですね。他の国の選手を見ても体調不良が出てきているので、これから2週間、卓球以外の部分でもしっかり向き合っていかないといけない。でもこういう会場でやる以上はつきものなので、自分の経験としては意味があるかなと思います。

グループリーグの中でも警戒していた相手にしっかり3−0で勝つことができた。明日以降は今日出た3人以外の選手も出てくると思うし、自分が出た時にはしっかり1点獲る気持ちで、みんなでチーム一丸となって頑張りたいと思います。