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●男子第1ステージ
〈中国 3ー0 クロアチア〉
◯樊振東 6、10、9 プツァル
◯王楚欽 6、5、6 ゼリコ
◯馬龍 8、4、9 コジッチ
世界卓球の男子団体は、2001年大阪大会から中国が10連覇中。その中国がグループ1の最終戦となるクロアチア戦を迎え、3試合とも3ー0のオールストレートで完封勝利。グループ4戦全勝で、問題なく決勝トーナメントへ駒を進めた。
この試合で3番に出場したのが35歳の馬龍。世界卓球の団体戦は2006年のブレーメン大会から、今回でなんと9大会連続出場。およそ20年に渡って第一線で活躍を続ける「不老の卓球王」だ。世界選手権個人戦は2015・17・19年とシングルス3連覇、オリンピックも2016・2020年と男子初のシングルス2連覇、すでに獲るべきタイトルはすべて手にしてきた。現役生活、最後の花道は今年7月のパリオリンピックだろう。
このクロアチア戦では3番に出場した馬龍。対戦相手のコジッチは筋骨隆々、高い打球点から打ち下ろすバックハンド、フォアのパワードライブは馬龍に負けない威力があったが、サービス・レシーブでの技術力の差は歴然。馬龍のミドルからバック前へのサービスに対し、確実に入れにいくチキータしかできなかったコジッチは、レシーブを馬龍に次々に狙い打たれた。
サービス・レシーブの技術力でコジッチを圧倒した馬龍
コジッチがラリーで攻勢に出ても、バックの鉄壁ブロックでコースを突き、フォアのパワードライブで盛り返す馬龍。パリオリンピックに向け、またビルドアップされた感のある身体は、とても35歳とは思えない。3ゲーム目は5ー9とリードを許したが、少しもあわてることなく6点連取で逆転。格の違いを見せつける強さだった。
馬龍にアドバイスを送る中国男子チームの王皓監督