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●女子第2ステージ・準々決勝
〈香港 3-2 チャイニーズタイペイ〉
◯杜凱琹 11、5、10 陳思羽
朱成竹 -9、-6、-10 鄭怡静◯
◯李皓晴 6、-6、6、8 李昱諄
杜凱琹 -7、9、7、-8、-3 鄭怡静◯
◯朱成竹 9、-4、8、14 陳思羽
●男子第2ステージ・準々決勝
〈フランス ポルトガル〉
A.ルブラン 12、−12、−9、−6 フレイタス◯
◯F.ルブラン 6、8、9 アポロニア
◯ゴーズィ 9、−5、7、7 ジェラルド
◯F.ルブラン フレイタス
大会7日目の2月22日、男女団体はいよいよ準々決勝に入った。朝10時から女子第2ステージ・準々決勝の香港対チャイニーズタイペイ、続いて13時から男子第2ステージ・準々決勝のフランス対ポルトガル戦が行われた。
女子の香港対チャイニーズタイペイは、およそ3時間45分という今大会でも指折りの超・ロングマッチ。香港は3番・李皓晴が抜群のフットワークからのフォア連打で李昱諄を下し、試合を優位に進めたが、チャイニーズタイペイもエースの鄭怡静が2得点の活躍。4番では杜凱琹とのエース対決を制して吠える。
ラストは朱成竹対陳思羽。攻撃のピッチの早さで上回る朱成竹が試合を優位に進める。4ゲーム目は台から距離を取って粘る陳思羽を16−14で振り切って勝利を決めた。香港女子は2018年のハルムスタッド大会以来、2大会ぶりのメダル獲得だ。
香港女子は朱成竹を中心に、歓喜の輪ができた
男子のフランス対ポルトガルは、ポルトガルのエース・フレイタスがルブラン兄弟の兄・アレクシスを3−1で破って先制点を挙げるが、弟のフェリックスがポルトガルの前に立ちはだかる。巧みにロングサービスを交えながら、相手に考える余裕を与えないほど早いピッチでサービスを繰り出し、安定と威力を兼ね備えたフォアドライブと裏面ドライブのコンビネーションを決めていく。
2番でアポロニア、そして4番ではフレイタスとのエース対決を制し、2点獲りでフランス男子のメダル獲得に貢献したフェリックス・ルブラン。日本の張本智和よりもさらに3歳若い17歳、おそるべき若者だ。フランス男子のメダル獲得はガシアン(1993年世界チャンピオン)やシーラ、エロワらを擁して決勝に進出した1997年マンチェスター大会以来、実に27年ぶりの快挙。間近に迫ったパリオリンピックに向けて弾みをつけた。
勝利を決め、会場インタビューに応えるフランスのルブラン兄弟