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新型コロナウイルスの影響により、大会の中止や延期を余儀なくされたが、徐々に再開のニュースが届きはじめている。
様々な困難の中、参加者の想いを大切に、開催にこぎつけた「長野県高校生・中学生・小学生選抜卓球大会」。実現推進に奔走した長野県卓球連盟理事長の小原秀元さんにお話を伺った。
長野県高校生・中学生・小学生選抜卓球大会
7月19日 ホワイトリング
主催:長野県卓球連盟
主管:長野県卓球連盟競技力向上委員会・長野県卓球連盟ジュニア強化委員会
後援:長野県教育委員会・(公財)長野県スポーツ協会
小原秀元
長野県卓球連盟理事長
各カテゴリーでナンバーワンを決める大会を!
「県内の高体連・中体連の県大会、小学生以下(ホープス・カブ・バンビ)の県予選大会が中止となってしまいましたが、今年度の各カテゴリーのナンバーワンを決めるための大会を!と、6月の中旬には開催を決定しました。もともと、高体連や中体連でも代替大会の開催を模索していたようですが、断念されたということで、頑張っている学生のためにもという思いから、県卓連主催で開催するに至りました。
ただ、全員参加というわけにはいかないので、昨年度の年間成績から、高校生はベスト16以上、中学生と小学生はベスト8以上の選手に絞らせていただきました。
感染予防策は細やかに。運営側も参加者側も高い意識で徹底できた
感染予防対策については、日本卓球協会が提示しているガイドラインに沿って、入場する際には2mの感覚を保つために、体育館の外で種目ごとに並び、検温を行いました。体温が37.5度以上の選手は、保健士さんのチェックが入りましたが、外でマスクをして待っている間に額の温度が上がっただけだったようで、5分ほど休んでもらって、再測定した際には平熱に戻っていました。特に、小学生は平熱が高く37度を超えるのは当たり前のようです。
また、役員も徹底し、発熱のある家族がいる役員にはお休みしていただきました。
練習タイムはカテゴリー別にして、1台につき2人までと制限。20分ごと3回転で交代制にしました。さらにフロアと観客席を行き来する階段を分けることで、すれ違うことのないようにしました。
会場となったホワイトリングは光が入らない仕様になっているので、窓もカーテンも全開にすることができ、換気はしっかりとできていたと思います。また、観客席が5千席あるので、偶数列に2席ずつ空けて座って密を避けました。無観客試合としましたが、小学生が含まれるため、選手1人に付き1名の引率を認めました。そのため、事前に申込のあった引率者と選手・役員全員にIDカードを発行し、入場制限や競技エリアの立入制限をかけました。会場に入場した人数は、選手155人・役員47人・引率者140人の合計342人でした。
試合に関しては、チェンジエンドなし、大声を出さない、ボールはプレーヤー以外拾わないなど徹底。試合後は、勝者がボールを本部に届けて消毒、敗者が卓球台を消毒するという仕組みにしました。ベンチコーチも各々が消毒し、運営側はもちろんのこと参加者の皆さんも高い意識を持って、予防策を徹底してくれました。大会当日の2週間前から県外に出かけなかったり、不要な外出を避けるなど、大会開催に向け、本当に協力的でした。
久しぶりの大会に卓球ができる喜びを噛みしめて
困難の中で久しぶりに大会に出場した選手たちからは、卓球ができる喜びを噛みしめている気持ちとともに感謝の気持ちも伝わってきました。
長野県は、観光地でもあるので感染者増加への不安は拭いきれませんが、今後開催を予定している全日本選手権大会の長野県予選会に向けて、しっかりと取り組んでいきたいと思います」
【大会結果】
▼男子単高校①西沢祐太(長野工)②春日山達哉(同)③原田敦生(同)③荒井健太郎(同)
高校男子ベスト4入賞者
▼同中学①田中優也(戸倉上山田中)②中俣昴流(同)③櫻井颯良(望月中)③冨岡仁(佐久穂中)
中学男子ベスト4入賞者
▼同小学①今村諒(長野JTC)②亀田葵大(長野ラージヒルズ)③三島漣(長野JTC)③宮澤琉星(長野市民病院)
小学男子ベスト4入賞者
▼女子単高校①伊藤春香(長野商)②山田莉子(松本県ヶ丘)③岡野華奈(松商学園)③左治木雪乃(須坂創成)
高校女子ベスト4入賞者
▼同中学①増田華(JUPIC)②塚田桜姫(東北中)③飯沼愛琉(犀陵中)③田村優菜(信明中)
中学女子ベスト4
▼同小学①保科美結(須坂JTC)②鎮西なつみ(JUPIC)③田尻真娃紗(若穂ジュニア)③重田來沙(岡谷ジュニア)
小学女子ベスト4