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ニッタクは、表ソフトラバーで豊富なラインナップを展開してきた。さらに2020年3月登場した“スピード”に特化したタイプの「ソニックAR」が、卓球王国ベストギア・オブ・ザ・イヤー2020の「表ソフト＋他ラバー部門」でグランプリを受賞した。「奏でる表ソフト！」がキャッチコピーのソニックAR。その秘密を、開発担当のニッタク社員・山本悠太が語る。
打って打って打ちまくれ！ 反発力、弾きがいい!!
「ソニックは音速、A＝アタックは攻撃、R＝ラッシュは突進という意味で、まさにスピードを生かして、打って打って打ちまくる表ソフトならではの攻撃的なプレーを目指す人にオススメしたいラバーです。
性能の秘密はスポンジにあります。今回、採用したのは合成ゴム比率の高い高弾性のスポンジのため、反発力があり弾きがいいのが特長です。
また、シートの布目を粗くすることで、ボールが滑りづらく、激しいラリー戦でもボールをキャッチしてくれるので、安心して攻撃的な打球をすることができます。
下回転に対してもミートで弾きやすいので、バック面だけでなく、フォア面での使用もオススメです。台の近くでピッチの速い、畳みかけるような攻撃も実現可能ですよ」
特長を引き出すポイントはラケット選び
「前述のとおり、台の近くでプレーする前陣速攻型に向いているので、ラケットも同様に前陣速攻タイプが合うと思います。剛力シリーズもラケット自体に重みはありますが、ソニックARは比較的軽めなので、相性抜群です。
また、伊藤美誠選手(スターツ)が以前使用していた『アコースティック』もスマッシュの威力をより引き立たせることができると思います。
どちらかと言うと、上記のような木材ラケットとの相性がいいと思いますが、キャッチコピーでもある『奏でる表ソフト！』をより実現させたければ、特殊素材入りラケットという選択肢もあります」
頂点を目指す表ソフトユーザーに！
「今までニッタクは、表ソフト上級者に対して、多彩な変化を出したい人には『モリストSP』を、回転系を極めたい人には『モリストSP AX』で応えてきました。そして、ここに、スピードという表ソフトの原点を高度なレベルで具現化するラバーとして『ソニックAR』を世に問うことになりました。攻撃を極めたい人に、ぜひ使用していただきたい一枚です」
