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2020.12.28

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全日本選手権注目選手を紹介 男子編

  • 男子シングルスで初優勝を果たした宇田幸矢

  • 2018年に優勝し、前回は2位に輝いた張本智和

  • 前回初のランク入りを果たした戸上隼輔

  • 3年連続ランクインを果たした𠮷田雅己

  • ジュニア男子チャンピオンの吉山僚一

  • 前回は最年少優勝には届かなかったものの、ジュニア男子準優勝を達成した松島輝空

1月11~17日に、天皇杯・皇后杯 2021年全日本選手権大会(一般・ジュニアの部)が、丸善インテックアリーナ大阪で無観客開催される。
同大会は日本卓球協会(JTTA)が主催する全国国内選手権、つまり、真の日本一を決める大会である。従来、一般男女シングルス・男女ダブルス・混合ダブルス、そして、ジュニア(17歳以下)男女シングルスの計7種目のトーナメントを一堂に会して行ってきたが、今回は新型コロナウィルス感染拡大の影響を配慮し、シングルスのみの4種目開催となった。
本大会には、JTTA加盟団体の各都道府県予選を勝ち抜いた選手が参加できる。これに加え、前回ランキング保持者や各加盟団体推薦による参加がある。
一般男女シングルスは3回戦までは5ゲームズマッチ、スーパーシードが登場する4回戦以降は7ゲームズマッチ。ジュニア男女シングルスは全試合5ゲームズマッチで行われる。

今回、全試合がLabo Liveで生配信されるほか、NHKBS1・NHK総合にて男女シングルス準々決勝~決勝がテレビ放映される。

 

注目の組合せが12月15日に発表された。男子種目の見どころを紹介する。

 

男子シングルス
第1シードは、前回決勝で張本智和(木下グループ)を接戦の末に下し初優勝を飾った宇田幸矢(明治大)。同ブロックには、先の日本リーグファイナル4初優勝に大きく貢献した松下海輝(日鉄物流ブレイザーズ)、世界選手権釜山大会の日本代表・森薗政崇(BOBSON)らが名を連ねる。また、篠塚大登(愛工大名電高)、英田理志(愛媛県競対)らTリーガーがノーシードで入った。

前回ベスト4で第4シードの戸上隼輔(明治大)は、前回同様準々決勝で丹羽孝希(スヴェンソン)と当たる組み合わせ。最近のTリーグでも戸上に分がいいだけに、興味深いめぐり合わせとなったが、丹羽が五輪日本代表の意地を見せられるか。さらに、同ブロックには、かつて2度のチャンピオンに輝いた吉田海偉(東京アート)が入っており、持ち前の爆発力で番狂わせはあるか。また、Tリーグ(木下マイスター東京)と日本リーグ(日鉄物流ブレイザーズ)二足の草鞋で活躍する田添健汰(木下グループ)にも期待。
第3シードの𠮷田雅己(栃木スポーツ協会)のブロックには、ジュニアチャンピオンの吉山僚一(愛工大名電)が入った。また、2019年度大会で3位の木造勇人(愛工大)は、前回失意の4回戦敗退により2回戦からの登場。健闘を期待したい。さらに、同ブロックには、コーチを務める傍ら、現役選手としても活躍する時吉佑一(La.VIES)が入る。
第2シードの張本智和のブロックには、ジュニア2位で今年度よりJOCエリートアカデミーに入校した松島輝空、最近は石川佳純(全農)のベンチコーチとしてお馴染みの軽部隆介(鹿児島相互信用金庫)らが名を連ねている。

 

2018年に3位に輝いた森薗政崇

 

2018年にベスト8に入賞した田添健汰

 

ジュニアでは2度の優勝を経験し、2019年男子シングルスでベスト4の木造勇人

 

2010~2019年で通算10回ランクインし、2013年大会で優勝している丹羽孝希

 

2011~2015年に連続でランクインしたベテラン時吉佑一

 

ジュニア男子
前回優勝の吉山僚一(愛工大名電)が第1シードにつける。同ブロックには、2大会連続ランク決定戦で惜敗している伊藤礼博(安田学園高)が入った。3度目の正直なるか。

2019年全日本選手権大会バンビの部で初優勝を収めた大野颯真(ABBEY)が9歳で最年少出場となる。また、ここ数年ランキングの過半数を占める愛工大名電勢の活躍に加え、その牙城を崩す松島輝空の活躍にも期待。

 

初出場のインターハイでベスト16に入賞するなど確かな実力の伊藤礼博

 

男子ホープスナショナルチームにも選ばれた大野颯真

 

 

2021年全日本選手権大会特設サイト