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及川瑞基(木下グループ) 優勝会見
守って終わりたくなかった。攻めたボールから逆境が開けた
森薗選手は、タイミングをずらされたり、攻めているのにポイントにならなかったりが多く、すごく苦しかった。
決勝まで全て右利きの選手で、決勝で初めて左利きの選手との対戦だったので、最初はサービスレシーブやタイミングに戸惑いがあった。
第6ゲームでマッチポイントを握られたが、守って終わりたくなかったので、最後、攻めたボールがコートに入ってくれたことで、まだチャンスがあるなと思った。そこから逆境が開けた。
1対3で負けていたけれど、決勝戦は何が起こるかわからない。決勝の舞台なので、後悔しないようにと思って、最後は思い切ってやった。絶対にチャンスがあると思っていたので、そのチャンスをモノに出来た。
(森薗選手の逃げていくサービスに対して横回転を入れてのレシーブについて)
正直あそこはやることがなくて、たまたま入った。特に狙ってやったボールではなくて、自分でもびっくりした。
全ての選手に優勝のチャンスがあった
(過去の全日本チャンピオン二人を破っての優勝)
強い選手とやって勝ち上がってきたので、試合の中でも、どんどん自信になって決勝に上がってきたので、行けるなとは思っていた。
張本選手との試合が自分の中でポイントとなっていたので、そこで勝ち切れたことが自信になったし、決勝でもファインプレーが出来た。
𠮷田選手とはここ最近Tリーグで2連勝していたのですが、逆に勝つことに難しさはあった。出だしはいい入りだったけれど、だんだん相手も対応して変えてきてやりづらかったけれど、すぐに修正できたことが勝因。
(最終日どのように臨んだ?)
ベスト4に五輪代表選手が残っていなくて、全員に優勝のチャンスがあったと思う。その中で絶対に優勝を掴みとるんだという気持ちで臨んだ。
ここ最近、日本男子のレベルはとても上がっていて、若手からベテランの選手まで層が厚い。自分もそろそろベテランの域に入ってくる。
ここ最近はTリーグで日本選手とも戦う機会が多かったので、研究が出来た。
閃きは海外での経験の賜物
(ヨーロッパでの経験はどのように影響したか)
7年間ドイツでプレーをしたのですが、試合を行うことで対応力や経験がたくさん積めたので、その中で閃きの部分などは、海外での経験の賜物だと思う。
(プロ選手としての初めての全日本。どのような変化があった?)
大学生の時は授業もありますし、卓球は仕事ではない。本業は学生だったので、なかなか卓球にのめり込む時間は少なかった。プロになってからは卓球一筋で頑張るという切り替えが出来た。重みみたいなものは、すごく感じる。
世界選手権や五輪に選ばれるように頑張りたい
全日本で優勝できたので、今度は世界選手権や五輪に選ばれるように頑張っていきたい。
今大会、アグレッシブに攻められたことがよかった。以前から守りは出来ていたのでそのバランスを磨き上げていきたい。