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日本勢で8強に一番乗りしたのは石川佳純。昨日の3回戦では、相手の緩急をつけたプレーに手こずったが、4回戦ではポルカノバ(オーストリア)に対し、序盤からエンジン全開で圧倒。サービス3球目で先手を取り、長身で威力のあるポルカノバの攻撃を防いでいく。第3・4ゲームでは、ポルカノバの攻撃が冴え競り合ったが、石川が気迫のこもったプレーでしっかりと締めた。
金メダリストとして臨んだ伊藤美誠は、激戦の疲れを感じさせない切れのあるプレーを披露。多彩なサービス・レシーブで相手を翻弄し、終始主導権を握って、3回戦でユ・フ(ポルトガル)、4回戦ではサウェータブット(タイ)にストレート勝利し、順調に準々決勝へ駒を進めた。
一方の男子は残念な結果に。張本智和は、ピッチフォードをくだして勝ち上がってきたヨルジッチ(スロベニア)と対戦。次々と攻撃を畳みかけるのが好調時の張本のプレーだが、勢いに乗るヨルジッチのピッチの速い攻撃に後手に回ってしまう。特にヨルジッチの鞭のようなバックハンドは大会随一。張本はなかなか波に乗り切れないながらも、ゲームカウント1対2から3対2とリードする。しかし、ヨルジッチは臆することなく切れのあるバックハンドを軸に応戦。最終ゲーム、一進一退の展開でゲームが進んだが、徐々にヨルジッチが先行し、ペースを崩すことなく勝利。初出場の張本は惜しくも4回戦敗退となった。
丹羽孝希は3回戦でカットのワン・ヤン(スロバキア)をストレートでくだすと、4回戦ではドイツの強豪オフチャロフと対戦。これまでの戦績を見ると分が悪いが、ほとんどが接戦で2017年の世界選手権では劇的な勝利を挙げている。今回も接戦が予想されたが、序盤からオフチャロフが先手を取って攻撃を仕掛けるパターンが目立つ。1ゲームを先取され、第2ゲームを奪い返すも第3ゲームはラブゲームと厳しい展開。第4ゲームからは、丹羽の連続攻撃が決まり始めるが、オフチャロフはそれを上回る攻撃力で、ミスも少なくコースも絶妙。なんとか勝機を見出したい丹羽だったが及ばず。結果、4対1でオフチャロフが準々決勝進出を決めた。
惜しくも敗れた日本男子だが、まだ団体戦が残っている。この悔しさを団体戦で晴らしてほしい。
(写真提供:ITTF)
【男子シングルス】
▼3回戦
林昀儒(チャイニーズタイペイ) 4(5,-9,7,7,9)1 シェルベリ(スウェーデン)
鄭栄植(韓国) 4(-7,7,-8,-10,10,6,12)3 ギオニス(ギリシャ)
ツボイ(ブラジル) 4(-13,9,6,-7,7,6)2 アルナ(ナイジェリア)
樊振東(中国) 4(3,4,3,4)0 ルベッソン(フランス)
カルデラノ(ブラジル) 4(11,7,-7,9,10)1 トキッチ(スロベニア)
馬龍(中国) 4(7,-8,11,4,4)1 アチャンタ(インド)
カルデラノ(ブラジル) 4(11,7,-7,9,10)1 トキッチ(スロベニア)
オフチャロフ(ドイツ) 4(11,3,11,4)0 スカチコフ(ROC)
ゴーズィ(フランス) 4(10,9,9,5)0 グロート(デンマーク)
O.アサル(エジプト) 4(5,-6,-8,11,-4,6,8)3 ファルク(スウェーデン)
丹羽孝希(日本) 4(6,8,3,10)0 ワン・ヤン(スロバキア)
▼4回戦
林昀儒 4(5,7,2,-9,-9,11)2 ツボイ
鄭栄植 4(8,-7,7,9,4)1 ボル(ドイツ)
樊振東 4(6,6,2,-5,3)1 フレイタス(ポルトガル)
ヨルジッチ(スロベニア) 4(-10,9,3,-10,-8,7,7)3 張本智和(日本)
カルデラノ 4(7,-9,-6,9,-4,5,6)3 張禹珍(韓国)
馬龍 4(6,-9,4,7,5)1 ゴーズィ(フランス)
オフチャロフ 4(4,-7,0,7,9)1 丹羽孝希
O.アサル 4(8,-6,8,-7,9,-5,7)3 荘智淵(チャイニーズタイペイ)
【女子シングルス】
▼3回戦
リュウ・ジュエン(アメリカ) 4(4,-6,-6,9,8,3)2 スッチ(ルーマニア)
エーラント(オランダ) 4(-9,-3,-7,6,5,8,7)3 メシュレフ(エジプト)
ユ・モンユ(シンガポール) 4(5,9,10,6)0 鄭怡静(チャイニーズタイペイ)
杜凱琹(中国香港) 4(10,5,-8,-8,4,6)2 申裕斌(韓国)
伊藤美誠(日本) 4(9,-5,5,4,5)1 ユ・フ(ポルトガル)
陳思羽(チャイニーズタイペイ) 4(8,7,6,10)0 チャン・リリー(アメリカ)
田志希(韓国) 4(10,4,-8,9,-8,-8,4)3 ユアン・ジャアナン(フランス)
リュウ・ジャ(オーストリア) 4(9,4,9,9)0 ディアス(プエルトリコ)
孫頴莎(中国) 4(6,5,5,3)0 ヤン・シャオシン(モンゴル)
ハン・イン(ドイツ) 4(9,9,7,8)0 レイ・ジェンファン(オーストラリア)
▼4回戦
陳夢(中国) 4(7,6,9,-9,5)1 チャン・モー(カナダ)
石川佳純(日本) 4(8,8,10,9)0 ポルカノバ(オーストリア)
杜凱琹 4(-11,5,8,9,8)1 エーラント
ユ・モンユ 4(9,9,9,-8,-6,8)2 リュウ・ジュエン(アメリカ)
伊藤美誠 4(7,6,9,7)0 サウェータブット(タイ)
田志希 4(1,-10,3,3,4)1 リュウ・ジャ
ハン・イン 4(11,7,9,-8,8)1 馮天薇(シンガポール)
孫頴莎 4(6,12,3,10)0 陳思羽