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準決勝
松島輝空(木下アカデミー)と吉山和樹(愛工大名電中)の左腕対決は、ハイレベルなラリー戦を制した松島が3対1で勝利。
松島 3(6,-8,5,8)1 吉山
惜しくも敗れた吉山和樹(愛工大名電中)
同士討ちとなった坂井雄飛(愛工大名電高)と萩原啓至(愛工大名電高)の対戦は、序盤からラリーが続く大接戦となる。互いに2ゲームずつ取り合い迎えた最終ゲーム。序盤に坂井がリードすると、萩原が脚力を活かしたフットワークで食らいつき6-6に。勢いに乗った萩原はそのまま11-8で勝利し決勝進出を決めた。
萩原 3(-8,5,-9,7,8)2 坂井
あと一歩及ばなかった坂井雄飛(愛工大名電高)
決勝
松島輝空(木下アカデミー)と萩原啓至(愛工大名電高)の対戦。
気合十分の萩原は1ゲーム目を先取。2ゲーム目は、松島が回転量の多いバックハンドで得点を重ね11-7で取り返し1対1に戻す。続く3ゲーム目、松島の両ハンドを萩原が粘り強く返球し一進一退の展開に。11-10の場面で、激しいラリー戦を制した萩原が取り2対1とリードする。後がない松島は4ゲーム目、落ち着いたプレーでコースを狙うと11-6で取り返す。
最終ゲームは、4-4で萩原がラリー戦を制しチェンジコートすると、流れを引き寄せたい松島がタイムアウト。再開後、松島が2点を取り6-5となると、今度は萩原がタイムアウトを取る。
再開後、松島のバックにロングサーブを出しラリー戦を仕掛けた萩原であったが、松島がラリー戦で打ち勝ち7-5に。その後、萩原がフットワークを活かした攻撃で8-8に追いつくと、回り込みドライブが決まり9-8でリードする。松島も負けじと攻撃を仕掛け9-9に並んだ場面で、萩原の回り込みを予測した松島のチキータがフォアに入りノータッチエースを決め10-9で王手をかける。
しかし、次のボールを萩原が取り10-10に追いつくと、緊張する場面でも攻めの姿勢を貫いた萩原がストレートにカウンターを決め、フルゲームの末に勝利。優勝を決めた。
萩原 3(6,-7,10,6,10)2
苦しい場面でも粘り抜き勝利を掴んだ萩原啓至(愛工大名電高)
悔しい敗戦となった松島輝空(木下アカデミー)
■優勝インタビュー
——率直な思いを聞かせてください。
「大会前からジュニアで優勝することを目標にしていたので、いい結果で終われてうれしいです」
——勝因を教えてください。
「決勝の最終ゲームは、最終ゲームだと思いすぎないようにしながら、自分のやるべきことと監督のアドバイスを第一に考えてプレーしました。プレーよりメンタルで相手のことを上回ることができたこと、マッチポイントを握られた時に自分を信じ切れたことが勝因です」
——準備してきたことはありますか?
「全日本に出発する前も、練習中に『いける、いける』と声に出して自分を鼓舞したり、試合のつもりで練習してきました。練習中にきついことがあったり、うまくいかなかったり、気持ちの整理がつかなかったりしましたが、そこで折れずにジュニアでの優勝を考えてやってきたので、優勝につながったのかなと思います」
——今後の目標を聞かせてください。
「今回の優勝を糧に世界に飛び立ちたいです。世界選手権やオリンピックも夢じゃないと思っているので、そこを目指して頑張りたいです」