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女子シングルス決勝。
伊藤美誠/早田ひな(スターツ/日本生命)と成本綾海/井絢乃(中国電力)の対戦。
1ゲーム目序盤、伊藤の変化をつけたボールでチャンスを作ると早田が決めて先取する。続く2ゲーム目、成本が伊藤のボールを柔軟に対応するが、ラリーで強さを見せた伊藤/早田が連取。王手をかける。
3ゲーム目、後がない成本/井は、回転量の多いドライブと威力のあるボールを織り交ぜて5-2とリードする。成本の打点の早いバックハンドが伊藤のフォアサイドに決まるが、伊藤がラリー中に横回転を短く返球するなどボールに変化をつけるプレーで追いつき8-8に並ぶ。次のボールを伊藤/早田が取ると、成本/井がタイムアウト。再開後、2本連続で取った伊藤/早田が史上初の5連覇を達成した。
伊藤/早田 3(7,7,8)0 成本/井
伊藤美誠/早田ひな(スターツ/日本生命)
成本綾海/井絢乃(中国電力)
■優勝インタビュー
——史上初の5連覇を達成した、率直な感想を教えてください。
早田
「前回4連覇を達成して『次は5連覇だね』と言われた時に『できたらいいな』くらいで考えていたので、優勝を意識しすぎず、一試合ずつ乗り越えて優勝にたどり着くことができました。試合の中で、多くのひらめきがあったので、今の状況に満足せず、さらに上を目指して頑張りたいです。
(伊藤選手とダブルスを組むと)予想していないボールが来たときも、考え付かないような技術で返球してくれるのが伊藤選手の強みだと思います。また、練習の時からお互いに『卓球が楽しい』という感覚があり、その感覚のまま試合をできることが自分たちの強みです」
伊藤
「早田選手と組むと、心に余裕ができて、色々な技術や、自分らしいプレーをすることを頭に入れて試合ができます。だから5連覇を達成することができたのかなと感じています」
——昨年から成長した部分は?
早田
「昨年までは、相手が向かってきた時に余裕がなくなってしまったり、戦術が1つ、2つに絞られていました。今年は相手が向かってくることを前提に『じゃあどうする?』と考えられたので、戦術の幅が広がり、一本ずつ変えることができました。自分たちの受け止め方、メンタルの構え方が良くなってきたと思います」
伊藤
「長年組んでいるというのもありますが、相手に打たれても大丈夫という気持ちを持つことができました。『どう攻められても大丈夫』と思えました。お互いにできることが増えた分、考え方も広くなり選択する戦術が増えたと思います」
——優勝直後のインタビューで早田選手から『さらに連覇を目指したい』とありましたが、具体的な目標はありますか?
早田
「ずっと出続けたいし、優勝を続けていきたいです。10連覇くらい目指したいです!伊藤選手にずっと卓球を続けてもらうために『出よ~』って誘うかもしれない(笑)何連覇でもしていきたいです」