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2025.01.26

#RESULTS

【全日本】早田ひな、3連覇へ王手。大藤沙月と伊藤美誠は3位

●女子シングルス準決勝
早田ひな(日本生命) 9、4、12、5 大藤沙月(ミキハウス)
張本美和(木下グループ) 4、3、4、5 伊藤美誠(スターツ)

 

女子シングルス準決勝が行われ、早田ひなと張本美和が決勝進出。
女子シングルス決勝は昨年と同じ早田対張本の顔合わせとなった!

 

早田対大藤戦は、1ゲーム目から女王・早田が1本取るごとに声を出し、気迫あふれるプレー。1ゲーム目の10−7から大藤が10−9と追い上げたが、ここで早田が長短の読みにくいサービスから3球目台上バックハンドで得点。3ゲーム目も先に9−10でゲームポイントを取られてから14−12で奪うなど、競った場面での勝率の高さはさすがだった。大藤は試合後、「1ゲーム目と3ゲーム目の競り合いで取り切れなかったのが痛かった」と振り返った。

 

競った場面で抜群の勝負強さと、頭脳的なプレーを見せた早田

 

「3ゲーム目は9−5でリードしていたので、そこでズバッと勝っていかなきゃいけない。戦術が定まっていなかった。ここ1本という場面で、自分の思い描いていたのとは逆のボールが来るところに、相手の頭の良さを感じた」(大藤)。早田の頭脳的なプレーを称えた大藤だが、「今回は楽しい気持ちで全日本を終えられたので、来年は圧倒的な力をつけて優勝したい」と早くも来年を見据えていた。

 

準決勝で敗れたものの、その存在感を改めてアピールした大藤

 

準決勝のもうひと試合は、張本が伊藤に4−0で勝利。張本の回転量の多い両ハンドドライブは抜群の安定性で、伊藤はなかなか攻略の糸口を見いだせなかった。「自分が押し切る前に押し切られた。張本選手や中国選手のような、打球の質が高くて安定する選手に勝てていないので、対策を考えたい」と試合後に悔しさをにじませた伊藤。しかし、準々決勝では平野美宇との大会随一の好ゲームを制し、改めて存在感を見せた全日本だった。

 

伊藤は3位で全日本選手権での戦いを終えた

 

準決勝で張本が勝利した瞬間。決勝で早田と再び対戦する

 


 

3スタープレミアムクリーンは2025年全日本卓球選手権大会(一般・ジュニアの部)の使用球です。