髙見真己・木造勇人活躍！第14回全国中学選抜大会を振り返る(2013年6月号から)

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※所属・年齢は大会当時のまま

愛工大附が念願の初優勝

【男子】
決勝は初優勝を狙う愛工大附と8連覇を狙う青森山田が対戦。トップは今大会全勝の木造勇人（愛工大附）が先取点を挙げる。続く2番は松山祐季（愛工大附）と羽佳翔鵬が対戦。中・後陣からドライブをかける羽佳に対して松山は前陣プレーで応戦。松山がゲームカウント1対2となるも、逆転勝利を収めた。3番のダブルスは青森山田に軍配が上がった。4・5番が2台進行となり、先に5番の大西尚弥（愛工大附）がパワーあふれる両ハンドで五十嵐史弥に勝利。この時点で愛工大附の優勝が決まった。4番の髙見真己（愛工大附）は、吉田大輔の威力あるフォアハンドを堅いブロックで封じ込め、3対1で破り、愛工大附が念願の初優勝を果たした。
「めちゃくちゃ嬉しいです。普段からやれることをやろうということを指導してきました。全中や選抜を経験してきて、初日を終えた後、ワクワクするような気持ちになったのは今回が初めてでした。選手が絶対やってくれるだろうという気持ちが大きかったので、不安は全くありませんでした」と真田浩二監督。

【男子決勝スコア】
愛工大附　3-1　青森山田
〇1木造勇人　3（8,12,5）0　蛭田龍
〇2松山祐季　3（5,-9,-9,7,3）2　羽佳翔鵬
×3太田輝・松山洋季　0（-8,-8,-6）3　沼村斉弥・佐藤陽大
〇4髙見真己　3（-10,9,9,12）1　吉田大輔
　5大西尚弥　―　五十嵐史弥

念願の初優勝を果たした愛工大附

【女子】
決勝は武蔵野（東京）と横浜隼人（神奈川）の関東ライバル対決となった。トップで鹿股まりな（武蔵野）と笹尾明日香が対戦し、笹尾の回転を駆使したラリーに対し、鹿股がミスの少ないプレーで応戦し、勝利。2番も田巻美帆（武蔵野）が安定したラリーを展開し、杉本恵に勝利し、王手をかける。しかし、ここから横浜隼人の反撃が始まる。ガッツあふれるプレーで2対2に盛り返した。ラストはプレッシャーのかかる場面であったが、落ち着いたプレーをみせた永井里奈（武蔵野）が、しゃがみ込みサービスを巧みに使い、3球目攻撃につなげ、林茜を3対0で破り武蔵野が11年ぶり2回目の優勝を果たした。
「みんなで一生懸命やってきたことが実になりました。決勝は同じ関東の横浜隼人ということで、負けたくない、優勝したいという気持ちでチーム一丸となることができました。試合前には他のことはやらなくていいから、いつも練習していることをやりきりなさいと言いました。実力は横浜隼人さんの方が上だと思いますが、いろいろな方に支えていただいているので頑張れたと思います。まさか優勝するとは思っていなかったので、一生懸命やっているといいことがあるんですね」と太田ひとみ監督。

【女子決勝スコア】
武蔵野　3-2　横浜隼人
〇1鹿股まりな　3（-11,9,8,10）1　笹尾明日香
〇2田巻美帆　3（12,3,6）0　杉本恵
×3地引柚歩・手塚彩夏　0（-10,-10,-7）3　黒坂理帆・松井桃華
×4嶋津葵　0（-6,-7,-10）3　三浦萌香
〇5永井里奈　3（8,8,3）0　林茜

11年ぶり2回目の優勝を達成した武蔵野