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●男子第1ステージ
〈日本 3−0 チェコ〉
◯張本 5、1、−10、8 ポランスキー
◯篠塚 5、5、4 ヤンカリク
◯松島 2、6、7 ベリク
昨日のナイジェリア戦での不戦勝を受け、第2戦のチェコ戦が第1ステージ(グループリーグ)の初戦となった日本男子チーム。張本智和、篠塚大登、松島輝空の布陣で臨み、3試合とも快勝で今大会初勝利を挙げた。
満を持してトップに出場したエース・張本智和は「ぼくが背中を見せなきゃいけないので、できるだけ良い勝ち方をしたかった」と出足から飛ばした。中盤以降、ポランスキーのバックサービスにやや苦しみ、追い上げられる場面はあったものの、厚みのあるバックの攻守でポランスキーの攻撃を受け止め、反撃で仕留めた。
2番で世界卓球団体戦にデビューした篠塚は、「緊張するのはわかっていたし、緊張した中でどうやったら点が取れるかを試合前からイメージしていた」と試合巧者ぶりを発揮。長身のヤンカリクを前に寄せるストップで揺さぶり、チャンスボールはすかさずフォア連打で仕留めた。
「世界卓球で大舞台の雰囲気に慣れるというか、こういったところを乗り越えられたら、またパリオリンピックにいい感じで繋げられると思う。この世界選手権を、自分を乗り越える場だと考えて頑張りたい」(篠塚)
そして3番松島は、「台に入ったら最初の1、2球は緊張したけど、最初から元気を出していけたので思った以上に緊張しなかった」とメンタルの強さを見せた。バックの強い松島のバックサイドを避けて、対戦相手のベリクがフォアに回してきたボールを、フルスイングのパワードライブで狙い打つ。これがデビュー戦とは思えないほど生き生きとしたプレーを見せ、チームの勝利を決めた。
試合後、日本男子チームの田㔟邦史監督は体調不良で欠場している戸上隼輔について、「昨晩検査をして、正式にインフルエンザだという結果が出た。今日選手たちにも説明しました」と語った。復帰は最短でも21日になるが、田㔟監督は「戸上のベンチを空けておきたい。彼を待っていたいと思います」と述べる一方で、「戸上が出られないからとネガティブになるのではなく、このチャンスをつかんでほしい」と選手たちの奮起に期待を寄せた。
戸上不在の非常事態にも、田㔟邦史監督は「他のメンバーにチャンスをつかんでほしい」と語る